第3章 kubelet ログレベルの詳細設定およびログの収集
ノードに関するいくつかの問題のトラブルシューティングを行うには、追跡する問題に応じて、kubelet のログレベルの詳細度を確立します。
3.1. 1 回限りのシナリオとしての kubelet の変更
machine-config(spec":{"paused":false}})
の変更によりノードを再起動せずに、1 回限りのシナリオで kubelet を変更し、サービスに影響を与えずに kubelet を変更できるようにするには、次の手順に従います。
手順
デバッグモードでノードに接続します。
$ oc debug node/<node>
$ chroot /host
または、ノードに SSH で接続して root になることもできます。
アクセスが確立されたら、デフォルトのログレベルを確認します。
$ systemctl cat kubelet
出力例
# /etc/systemd/system/kubelet.service.d/20-logging.conf [Service] Environment="KUBELET_LOG_LEVEL=2"
新しい
/etc/systemd/system/kubelet.service.d/30-logging.conf
ファイルで必要な新しい詳細度を定義します。このファイルは、/etc/systemd/system/kubelet.service.d/20-logging.conf
をオーバーライドします。この例では、詳細度が2
から8
に変更になります。$ echo -e "[Service]\nEnvironment=\"KUBELET_LOG_LEVEL=8\"" > /etc/systemd/system/kubelet.service.d/30-logging.conf
systemd をリロードし、サービスを再起動します。
$ systemctl daemon-reload
$ systemctl restart kubelet
ログを収集し、ログレベルの増加を元に戻します。
$ rm -f /etc/systemd/system/kubelet.service.d/30-logging.conf
$ systemctl daemon-reload
$ systemctl restart kubelet