第9章 正常でないノードシャットダウン後のボリュームのデタッチ
この機能を使用すると、ノードが正常に停止しなかった場合に、ドライバーによってボリュームを自動的にデタッチできます。
9.1. 概要
正常なノードシャットダウンは、kubelet のノードシャットダウンマネージャーが今後のノードシャットダウンアクションを検出したときに発生します。正常でないシャットダウンは、ノードのシャットダウンアクションを kubelet が検出しない場合に発生します。これは、システムまたはハードウェアの障害が原因で発生することがあります。また、kubelet がノードのシャットダウンアクションを検出しないのは、シャットダウンコマンドによって Linux 上の kubelet で使用される Inhibitor Locks メカニズムがトリガーされない場合や、ユーザーエラー (たとえば、そのノードの shutdownGracePeriod および shuttingGracePeriodCriticalPods の詳細が正しく設定されていない場合) が原因であることもあります。
この機能を使用すると、正常でないノードシャットダウンが発生した場合に、ノードに out-of-service
taint を手動で追加して、ボリュームをノードから自動的にデタッチできます。