第3章 AdminPolicyBasedExternalRoute [k8s.ovn.org/v1]


説明
AdminPolicyBasedExternalRoute は、クラスター管理者が、選択した namespace に含まれるすべての Pod に適用される外部ゲートウェイ IP のポリシーを設定できるようにする CRD です。選択した namespace に属する Pod からクラスター外への Egress トラフィックは、これらの外部ゲートウェイ IP を介してルーティングされます。
object
必須
  • spec

3.1. 仕様

プロパティー説明

apiVersion

string

APIVersion はオブジェクトのこの表現のバージョンスキーマを定義します。サーバーは認識されたスキーマを最新の内部値に変換し、認識されない値は拒否することがあります。詳細は、https://git.k8s.io/community/contributors/devel/sig-architecture/api-conventions.md#resources を参照してください。

kind

string

kind はこのオブジェクトが表す REST リソースを表す文字列の値です。サーバーはクライアントが要求を送信するエンドポイントからこれを推測できる場合があります。これを更新することはできません。CamelCase を使用します。詳細は、https://git.k8s.io/community/contributors/devel/sig-architecture/api-conventions.md#types-kinds を参照してください。

metadata

ObjectMeta

標準オブジェクトのメタデータ。詳細は、https://git.k8s.io/community/contributors/devel/sig-architecture/api-conventions.md#metadata を参照してください。

spec

object

AdminPolicyBasedExternalRouteSpec は、AdminPolicyBasedExternalRoute の望ましい状態を定義します。

status

object

AdminPolicyBasedRouteStatus には、AdminPolicyBased ルートタイプで観測されたステータスが含まれます。

3.1.1. .spec

説明
AdminPolicyBasedExternalRouteSpec は、AdminPolicyBasedExternalRoute の望ましい状態を定義します。
object
必須
  • from
  • nextHops
プロパティー説明

from

object

from は、この CR へのターゲット namespace を決定するセレクターを定義します。

nextHops

object

NextHops は、静的ホップと動的ホップの 2 種類のホップを定義します。各ホップは少なくとも 1 つの外部ゲートウェイ IP を定義します。

3.1.2. .spec.from

説明
from は、この CR へのターゲット namespace を決定するセレクターを定義します。
object
必須
  • namespaceSelector
プロパティー説明

namespaceSelector

object

NamespaceSelector は、この CR がターゲットとする namespace を決定するために使用するセレクターを定義します。

3.1.3. .spec.from.namespaceSelector

説明
NamespaceSelector は、この CR がターゲットとする namespace を決定するために使用するセレクターを定義します。
object
プロパティー説明

matchExpressions

array

matchExpressions はラベルセレクターの要件のリストです。要件は AND で結合されます。

matchExpressions[]

object

ラベルセレクター要件は、値、キー、およびキーと値を関連付ける Operator を含むセレクターです。

matchLabels

object (string)

matchLabels は、{key,value} ペアのマップです。matchLabels マップの 1 つの {key,value} は matchExpressions の要素と同じで、キーフィールドには "key"、演算子には "In"、値配列には "value" のみが含まれます。要件は AND で結合されます。

3.1.4. .spec.from.namespaceSelector.matchExpressions

説明
matchExpressions はラベルセレクターの要件のリストです。要件は AND で結合されます。
array

3.1.5. .spec.from.namespaceSelector.matchExpressions[]

説明
ラベルセレクター要件は、値、キー、およびキーと値を関連付ける Operator を含むセレクターです。
object
必須
  • key
  • operator
プロパティー説明

key

string

key は、セレクターの適用先のラベルキーです。

operator

string

operator はキーと値のセットの関係を表します。有効な演算子は In、NotIn、Exists、および DoesNotExist です。

values

array (string)

values は文字列値の配列です。operator が In または NotIn の場合には、values 配列を空白にできません。operator が Exists または DoesNotExist の場合には、values 配列は空白でなければなりません。この配列は、ストラテジーに基づいたマージパッチの適用中に置き換えられます。

3.1.6. .spec.nextHops

説明
NextHops は、静的ホップと動的ホップの 2 種類のホップを定義します。各ホップは少なくとも 1 つの外部ゲートウェイ IP を定義します。
object
プロパティー説明

dynamic

array

DynamicHops は DynamicHop のスライスを定義します。このフィールドは任意です。

dynamic[]

object

DynamicHop は、動的外部ゲートウェイインターフェイスの設定を定義します。これらのインターフェイスは、クラスター内に存在する Pod オブジェクトにラップされます。NetworkAttachmentName フィールドは、使用するゲートウェイ IP の取得時に使用する multus ネットワーク名を取得します。PodSelector と NamespaceSelector は必須フィールドです。

static

array

StaticHops は StaticHop のスライスを定義します。このフィールドは任意です。

static[]

object

StaticHop は、外部ゲートウェイインターフェイスとして機能する静的 IP の設定を定義します。IP フィールドは必須です。

3.1.7. .spec.nextHops.dynamic

説明
DynamicHops は DynamicHop のスライスを定義します。このフィールドは任意です。
array

3.1.8. .spec.nextHops.dynamic[]

説明
DynamicHop は、動的外部ゲートウェイインターフェイスの設定を定義します。これらのインターフェイスは、クラスター内に存在する Pod オブジェクトにラップされます。NetworkAttachmentName フィールドは、使用するゲートウェイ IP の取得時に使用する multus ネットワーク名を取得します。PodSelector と NamespaceSelector は必須フィールドです。
object
必須
  • namespaceSelector
  • podSelector
プロパティー説明

bfdEnabled

boolean

BFDEnabled は、インターフェイスが Bidirectional Forward Detection プロトコルを実装するかどうかを決定します。デフォルトは false です。

namespaceSelector

object

NamespaceSelector は、Pod ゲートウェイが配置されている namespace をフィルタリングするためのセレクターを定義します。

networkAttachmentName

string

NetworkAttachmentName は、ゲートウェイ IP として使用される Pod IP の取得時に使用する multus マルチネットワーク名を決定します。このフィールドが空の場合、ロジックでは、Pod が HostNetwork で設定され、ノードの IP をゲートウェイとして使用しているものと想定されます。

podSelector

object

PodSelector は、外部ゲートウェイである Pod をフィルタリングするためのセレクターを定義します。

3.1.9. .spec.nextHops.dynamic[].namespaceSelector

説明
NamespaceSelector は、Pod ゲートウェイが配置されている namespace をフィルタリングするためのセレクターを定義します。
object
プロパティー説明

matchExpressions

array

matchExpressions はラベルセレクターの要件のリストです。要件は AND で結合されます。

matchExpressions[]

object

ラベルセレクター要件は、値、キー、およびキーと値を関連付ける Operator を含むセレクターです。

matchLabels

object (string)

matchLabels は、{key,value} ペアのマップです。matchLabels マップの 1 つの {key,value} は matchExpressions の要素と同じで、キーフィールドには "key"、演算子には "In"、値配列には "value" のみが含まれます。要件は AND で結合されます。

3.1.10. .spec.nextHops.dynamic[].namespaceSelector.matchExpressions

説明
matchExpressions はラベルセレクターの要件のリストです。要件は AND で結合されます。
array

3.1.11. .spec.nextHops.dynamic[].namespaceSelector.matchExpressions[]

説明
ラベルセレクター要件は、値、キー、およびキーと値を関連付ける Operator を含むセレクターです。
object
必須
  • key
  • operator
プロパティー説明

key

string

key は、セレクターの適用先のラベルキーです。

operator

string

operator はキーと値のセットの関係を表します。有効な演算子は In、NotIn、Exists、および DoesNotExist です。

values

array (string)

values は文字列値の配列です。operator が In または NotIn の場合には、values 配列を空白にできません。operator が Exists または DoesNotExist の場合には、values 配列は空白でなければなりません。この配列は、ストラテジーに基づいたマージパッチの適用中に置き換えられます。

3.1.12. .spec.nextHops.dynamic[].podSelector

説明
PodSelector は、外部ゲートウェイである Pod をフィルタリングするためのセレクターを定義します。
object
プロパティー説明

matchExpressions

array

matchExpressions はラベルセレクターの要件のリストです。要件は AND で結合されます。

matchExpressions[]

object

ラベルセレクター要件は、値、キー、およびキーと値を関連付ける Operator を含むセレクターです。

matchLabels

object (string)

matchLabels は、{key,value} ペアのマップです。matchLabels マップの 1 つの {key,value} は matchExpressions の要素と同じで、キーフィールドには "key"、演算子には "In"、値配列には "value" のみが含まれます。要件は AND で結合されます。

3.1.13. .spec.nextHops.dynamic[].podSelector.matchExpressions

説明
matchExpressions はラベルセレクターの要件のリストです。要件は AND で結合されます。
array

3.1.14. .spec.nextHops.dynamic[].podSelector.matchExpressions[]

説明
ラベルセレクター要件は、値、キー、およびキーと値を関連付ける Operator を含むセレクターです。
object
必須
  • key
  • operator
プロパティー説明

key

string

key は、セレクターの適用先のラベルキーです。

operator

string

operator はキーと値のセットの関係を表します。有効な演算子は In、NotIn、Exists、および DoesNotExist です。

values

array (string)

values は文字列値の配列です。operator が In または NotIn の場合には、values 配列を空白にできません。operator が Exists または DoesNotExist の場合には、values 配列は空白でなければなりません。この配列は、ストラテジーに基づいたマージパッチの適用中に置き換えられます。

3.1.15. .spec.nextHops.static

説明
StaticHops は StaticHop のスライスを定義します。このフィールドは任意です。
array

3.1.16. .spec.nextHops.static[]

説明
StaticHop は、外部ゲートウェイインターフェイスとして機能する静的 IP の設定を定義します。IP フィールドは必須です。
object
必須
  • ip
プロパティー説明

bfdEnabled

boolean

BFDEnabled は、インターフェイスが Bidirectional Forward Detection プロトコルを実装するかどうかを決定します。デフォルトは false です。

ip

string

IP は、Egress トラフィックに使用される静的 IP を定義します。IP は IPv4 または IPv6 のいずれかになります。

3.1.17. .status

説明
AdminPolicyBasedRouteStatus には、AdminPolicyBased ルートタイプで観測されたステータスが含まれます。
object
プロパティー説明

lastTransitionTime

string

最後に変更が適用された時刻を取得します。

messages

array (string)

オブジェクトのステータスに関する詳細を示す、人間が判読可能なメッセージの配列。

status

string

AdminPolicyBasedRoute リソースが正常に適用されたかどうかを簡潔に示します。

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