11.4. 監査ロギングの無効化
OpenShift Container Platform の監査ロギングを無効にできます。監査ロギングを無効にする場合には、OAuth アクセストークン要求および OAuth 認証トークン要求もログに記録されません。
問題のトラブルシューティング時に有用なデータが記録されないリスクを完全に理解していない限り、None
プロファイルを使用して監査ロギングを無効にすることは推奨していません。監査ロギングを無効にしてサポートが必要な状況が生じた場合は、適切にトラブルシューティングを行うために監査ロギングを有効にし、問題を再現することを推奨します。
前提条件
-
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
手順
APIServer
リソースを編集します。$ oc edit apiserver cluster
spec.audit.profile
フィールドをNone
に設定します。apiVersion: config.openshift.io/v1 kind: APIServer metadata: ... spec: audit: profile: None
注記また、
spec.audit.customRules
フィールドにカスタムルールを指定して、特定のグループに関する監査ロギングのみを無効にすることもできます。- 変更を適用するためにファイルを保存します。
検証
Kubernetes API サーバー Pod の新規リビジョンがロールアウトされていることを確認します。すべてのノードが新規リビジョンに更新されるまで数分かかる場合があります。
$ oc get kubeapiserver -o=jsonpath='{range .items[0].status.conditions[?(@.type=="NodeInstallerProgressing")]}{.reason}{"\n"}{.message}{"\n"}'
Kubernetes API サーバーの
NodeInstallerProgressing
状況条件を確認し、すべてのノードが最新のリビジョンであることを確認します。更新が正常に実行されると、この出力にはAllNodesAtLatestRevision
が表示されます。AllNodesAtLatestRevision 3 nodes are at revision 12 1
- 1
- この例では、最新のリビジョン番号は
12
です。
出力に以下のようなメッセージが表示される場合は、更新が進行中です。数分待機した後に再試行します。
-
3 nodes are at revision 11; 0 nodes have achieved new revision 12
-
2 nodes are at revision 11; 1 nodes are at revision 12