2.4. Jenkins エージェントの Gradle ビルド
OpenShift Container Platform の Jenkins エージェントで Gradle ビルドをホストすると、Jenkins JNLP エージェントおよび Gradle JVM に加え、テストが指定されている場合に Gradle が 3 番目の JVM を起動してテストを実行するので、さらに複雑になります。
以下の設定は、OpenShift Container Platform でメモリーに制約がある Jenkins エージェントの Gradle ビルドを実行する場合の開始点として推奨されます。必要に応じて、これらの設定を変更することができます。
-
gradle.properties
ファイルにorg.gradle.daemon=false
を追加して、有効期間の長い (long-lived) Gradle デーモンを無効にするようにします。 -
gradle.properties
ファイルでorg.gradle.parallel=true
が設定されていないこと、また、コマンドラインの引数として--parallel
が設定されていないことを確認して、並行ビルドの実行を無効にします。 -
java { options.fork = false }
をbuild.gradle
ファイルに設定して、プロセス以外で Java がコンパイルされないようにします. -
build.gradle
ファイルでtest { maxParallelForks = 1 }
が設定されていることを確認して、複数の追加テストプロセスを無効にします。 -
GRADLE_OPTS
、JAVA_OPTS
、またはJAVA_TOOL_OPTIONS
環境変数で、Gradle JVM メモリーパラメーターを上書きします。 -
build.gradle
のmaxHeapSize
およびjvmArgs
設定を定義するか、-Dorg.gradle.jvmargs
コマンドライン引数を使用して、Gradle テスト JVM に最大ヒープサイズと JVM の引数を設定します。