9.4. Playbook 実行のためのマシンの準備


Red Hat Enterprise Linux (RHEL) をオペレーティングシステムとして使用するコンピュートマシンを OpenShift Container Platform 4.16 クラスターに追加する前に、新たなノードをクラスターに追加する Ansible Playbook を実行する RHEL 8 マシンを準備する必要があります。このマシンはクラスターの一部にはなりませんが、クラスターにアクセスできる必要があります。

前提条件

  • Playbook を実行するマシンに OpenShift CLI (oc) をインストールします。
  • cluster-admin 権限を持つユーザーとしてログインしている。

手順

  1. クラスターの kubeconfig ファイルおよびクラスターのインストールに使用したインストールプログラムが RHEL 8 マシン上にあることを確認します。これを実行する 1 つの方法として、クラスターのインストールに使用したマシンと同じマシンを使用することができます。
  2. マシンを、コンピュートマシンとして使用する予定のすべての RHEL ホストにアクセスできるように設定します。Bastion と SSH プロキシーまたは VPN の使用など、所属する会社で許可されるすべての方法を利用できます。
  3. すべての RHEL ホストへの SSH アクセスを持つユーザーを Playbook を実行するマシンで設定します。

    重要

    SSH キーベースの認証を使用する場合、キーを SSH エージェントで管理する必要があります。

  4. これを実行していない場合には、マシンを RHSM に登録し、OpenShift サブスクリプションのプールをこれにアタッチします。

    1. マシンを RHSM に登録します。

      # subscription-manager register --username=<user_name> --password=<password>
    2. RHSM から最新のサブスクリプションデータをプルします。

      # subscription-manager refresh
    3. 利用可能なサブスクリプションをリスト表示します。

      # subscription-manager list --available --matches '*OpenShift*'
    4. 直前のコマンドの出力で、OpenShift Container Platform サブスクリプションのプール ID を見つけ、これをアタッチします。

      # subscription-manager attach --pool=<pool_id>
  5. OpenShift Container Platform 4.16 で必要なリポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos \
        --enable="rhel-8-for-x86_64-baseos-rpms" \
        --enable="rhel-8-for-x86_64-appstream-rpms" \
        --enable="rhocp-4.16-for-rhel-8-x86_64-rpms"
  6. openshift-ansible を含む必要なパッケージをインストールします。

    # yum install openshift-ansible openshift-clients jq

    openshift-ansible パッケージはインストールプログラムユーティリティーを提供し、Ansible Playbook などのクラスターに RHEL コンピュートノードを追加するために必要な他のパッケージおよび関連する設定ファイルをプルします。openshift-clientsoc CLI を提供し、jq パッケージはコマンドライン上での JSON 出力の表示方法を向上させます。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.