第6章 vDU アプリケーションのワークロードに推奨されるシングルノード OpenShift クラスター設定
以下の参照情報を使用して、仮想分散ユニット (vDU) アプリケーションをクラスターにデプロイするために必要なシングルノード OpenShift 設定を理解してください。設定には、高性能ワークロードのためのクラスターの最適化、ワークロードの分割の有効化、およびインストール後に必要な再起動の回数の最小化が含まれます。
関連情報
- 単一クラスターを手動でデプロイするには、GitOps ZTP を使用したシングルノード OpenShift クラスターの手動インストール を参照してください。
- GitOps Zero Touch Provisioning (ZTP) を使用してクラスター群をデプロイするには、GitOps ZTP を使用したファーエッジサイトのデプロイ を参照してください。
6.1. OpenShift Container Platform で低レイテンシーのアプリケーションを実行する
OpenShift Container Platform は、いくつかのテクノロジーと特殊なハードウェアデバイスを使用して、市販の (COTS) ハードウェアで実行するアプリケーションの低レイテンシー処理を可能にします。
- RHCOS のリアルタイムカーネル
- ワークロードが高レベルのプロセス決定で処理されるようにします。
- CPU の分離
- CPU スケジューリングの遅延を回避し、CPU 容量が一貫して利用可能な状態にします。
- NUMA 対応のトポロジー管理
- メモリーと Huge Page を CPU および PCI デバイスに合わせて、保証されたコンテナーメモリーと Huge Page を不均一メモリーアクセス (NUMA) ノードに固定します。すべての Quality of Service (QoS) クラスの Pod リソースは、同じ NUMA ノードに留まります。これにより、レイテンシーが短縮され、ノードのパフォーマンスが向上します。
- Huge Page のメモリー管理
- Huge Page サイズを使用すると、ページテーブルへのアクセスに必要なシステムリソースの量を減らすことで、システムパフォーマンスが向上します。
- PTP を使用した精度同期
- サブマイクロ秒の正確性を持つネットワーク内のノード間の同期を可能にします。