3.8. HostFirmwareSettings リソースについて
HostFirmwareSettings
リソースを使用して、ホストの BIOS 設定を取得および管理できます。ホストが Available
状態に移行すると、Ironic はホストの BIOS 設定を読み取り、HostFirmwareSettings
リソースを作成します。リソースには、ベースボード管理コントローラー (BMC) から返される完全な BIOS 設定が含まれます。BareMetalHost
リソースのfirmware
フィールドは、ベンダーに依存しない 3 つのフィールドを返しますが、HostFirmwareSettings
リソースは、通常ホストごとにベンダー固有のフィールドの多数の BIOS 設定で構成されます。
HostFirmwareSettings
リソースには、以下の 2 つのセクションが含まれます。
-
HostFirmwareSettings
spec -
HostFirmwareSettings
status
3.8.1. HostFirmwareSettings
spec
HostFirmwareSettings
リソースの spec
セクションは、ホストの BIOS の必要な状態を定義し、デフォルトでは空です。Ironic は spec.settings
セクションの設定を使用して、ホストが Preparing
状態の場合、ベースボード管理コントローラー (BMC) を更新します。FirmwareSchema
リソースを使用して、無効な名前と値のペアをホストに送信しないようにします。詳細は、「FirmwareSchema リソースについて」を参照してください。
例
spec:
settings:
ProcTurboMode: Disabled1
- 1
- 前述の例では、
spec.settings
セクションには、ProcTurboMode
BIOS 設定をDisabled
に設定する名前/値のペアが含まれます。
status
セクションに一覧表示される整数パラメーターは文字列として表示されます。たとえば、"1"
と表示されます。spec.settings
セクションで整数を設定する場合、値は引用符なしの整数として設定する必要があります。たとえば、1
と設定します。
3.8.2. HostFirmwareSettings
status
status
は、ホストの BIOS の現在の状態を表します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
status: conditions: - lastTransitionTime: message: observedGeneration: reason: status: type: |
|
status: schema: name: namespace: lastUpdated: |
ファームウェア設定の
|
status: settings: |
|