3.9. ビルド環境


Pod 環境変数と同様に、ビルドの環境変数は Downward API を使用して他のリソースや変数の参照として定義できます。ただし、いくつかは例外があります。

oc set env コマンドで、BuildConfig に定義した環境変数を管理することも可能です。

注記

参照はコンテナーの作成前に解決されるため、ビルド環境変数の valueFrom を使用したコンテナーリソースの参照はサポートされません。

3.9.1. 環境変数としてのビルドフィールドの使用

ビルドオブジェクトの情報は、値を取得するフィールドの JsonPath に、fieldPath 環境変数のソースを設定することで挿入できます。

注記

Jenkins Pipeline ストラテジーは、環境変数の valueFrom 構文をサポートしません。

手順

  • 値を取得するフィールドの JsonPath に、fieldPath 環境変数のソースを設定します。

    env:
      - name: FIELDREF_ENV
        valueFrom:
          fieldRef:
            fieldPath: metadata.name

3.9.2. 環境変数としてのシークレットの使用

valueFrom 構文を使用して、シークレットからのキーの値を環境変数として利用できます。

重要

この方法では、シークレットをビルド Pod コンソールの出力でプレーンテキストとして表示します。これを回避するには、代わりに入力シークレットおよび config map を使用します。

手順

  • シークレットを環境変数として使用するには、valueFrom 構文を設定します。

    apiVersion: build.openshift.io/v1
    kind: BuildConfig
    metadata:
      name: secret-example-bc
    spec:
      strategy:
        sourceStrategy:
          env:
          - name: MYVAL
            valueFrom:
              secretKeyRef:
                key: myval
                name: mysecret
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