3.10. サービス提供証明書のシークレット
サービスが提供する証明書のシークレットは、追加設定なしの証明書を必要とする複雑なミドルウェアアプリケーションをサポートするように設計されています。これにはノードおよびマスターの管理者ツールで生成されるサーバー証明書と同じ設定が含まれます。
手順
サービスとの通信のセキュリティーを保護するには、クラスターが署名された提供証明書/キーペアを namespace のシークレットに生成できるようにします。
値をシークレットに使用する名前に設定し、
service.beta.openshift.io/serving-cert-secret-name
アノテーションをサービスに設定します。次に、
PodSpec
はそのシークレットをマウントできます。これが利用可能な場合、Pod が実行されます。この証明書は内部サービス DNS 名、<service.name>.<service.namespace>.svc
に適しています。証明書およびキーは PEM 形式であり、それぞれ
tls.crt
およびtls.key
に保存されます。証明書/キーのペアは有効期限に近づくと自動的に置換されます。シークレットのservice.beta.openshift.io/expiry
アノテーションで RFC3339 形式の有効期限の日付を確認します。
ほとんどの場合、サービス DNS 名 <service.name>.<service.namespace>.svc
は外部にルーティング可能ではありません。<service.name>.<service.namespace>.svc
の主な使用方法として、クラスターまたはサービス間の通信用として、re-encrypt ルートで使用されます。
他の Pod は Pod に自動的にマウントされる /var/run/secrets/kubernetes.io/serviceaccount/service-ca.crt
ファイルの認証局 (CA) バンドルを使用して、クラスターで作成される証明書 (内部 DNS 名の場合にのみ署名される) を信頼できます。
この機能の署名アルゴリズムは x509.SHA256WithRSA
です。ローテーションを手動で実行するには、生成されたシークレットを削除します。新規の証明書が作成されます。