2.3. ユーザーワークロードの監視の最初の手順
クラスター管理者は、コアプラットフォームのモニタリングに加えて、オプションでユーザー定義プロジェクトの監視を有効にできます。開発者などの管理者以外のユーザーは、コアプラットフォームモニタリングの外部で独自のプロジェクトを監視できます。
クラスター管理者は通常、ユーザーが収集されたメトリクスを表示し、これらのメトリクスを照会し、自分のプロジェクトに関するアラートを受信できるように、ユーザー定義プロジェクトを設定するために次のアクティビティーを実行します。
- ユーザーワークロード監視を有効にします。
-
管理者以外のユーザーに、
monitoring-rules-view
、monitoring-rules-edit
、またはmonitoring-edit
クラスターロールを割り当てることで、ユーザー定義プロジェクトをモニターするパーミッションを付与 します。 -
user-workload-monitoring-config-edit
ロールを割り当て、管理者以外のユーザーに、ユーザー定義プロジェクトを設定するためのパーミッションを付与します。 - ユーザー定義プロジェクトのアラートルーティングを有効 にし、開発者およびその他のユーザーがプロジェクトのカスタムアラートおよびアラートルーティングを設定できるようにします。
- 必要に応じて、ユーザー定義プロジェクトのアラートルーティングを設定して、ユーザー定義プロジェクトでのみ使用するためのオプションの Alertmanager インスタンス を使用します。
- ユーザー定義のアラートの通知を設定 する。
- ユーザー定義のアラートルーティングにプラットフォーム Alertmanager インスタンスを使用する場合は、デフォルトのプラットフォームアラートおよびユーザー定義のアラートに複数の 異なるアラートレシーバーを設定 します。