9.3. ホストされたクラスターと Hosted Control Plane の調整の一時停止
クラスターインスタンス管理者は、ホストされたクラスターと Hosted Control Plane の調整を一時停止できます。etcd データベースをバックアップおよび復元するときや、ホストされたクラスターまたは Hosted Control Plane の問題をデバッグする必要があるときは、調整を一時停止することができます。
手順
ホストされたクラスターと Hosted Control Plane の調整を一時停止するには、
HostedCluster
リソースのpausedUntil
フィールドを設定します。特定の時刻まで調整を一時停止するには、次のコマンドを入力します。
$ oc patch -n <hosted_cluster_namespace> hostedclusters/<hosted_cluster_name> -p '{"spec":{"pausedUntil":"<timestamp>"}}' --type=merge 1
- 1
- RFC339 形式でタイムスタンプを指定します (例:
2024-03-03T03:28:48Z
)。指定の時間が経過するまで、調整が一時停止します。
調整を無期限に一時停止するには、次のコマンドを入力します。
$ oc patch -n <hosted_cluster_namespace> hostedclusters/<hosted_cluster_name> -p '{"spec":{"pausedUntil":"true"}}' --type=merge
HostedCluster
リソースからフィールドを削除するまで、調整は一時停止されます。HostedCluster
リソースの一時停止調整フィールドが設定されると、そのフィールドは関連付けられたHostedControlPlane
リソースに自動的に追加されます。
pausedUntil
フィールドを削除するには、次の patch コマンドを入力します。$ oc patch -n <hosted_cluster_namespace> hostedclusters/<hosted_cluster_name> -p '{"spec":{"pausedUntil":null}}' --type=merge