5.3. GitOps ZTP を使用した手動インストール用の Discovery ISO カーネル引数の設定


GitOps Zero Touch Provisioning (ZTP) ワークフローは、マネージドベアメタルホストでの OpenShift Container Platform インストールプロセスの一部として Discovery ISO を使用します。InfraEnv リソースを編集して、Discovery ISO のカーネル引数を指定できます。これは、特定の環境要件を持つクラスターのインストールに役立ちます。たとえば、Discovery ISO の rd.net.timeout.carrier カーネル引数を設定して、クラスターの静的ネットワーク設定を容易にしたり、インストール中に root ファイルシステムをダウンロードする前に DHCP アドレスを受信したりできます。

注記

OpenShift Container Platform 4.16 では、カーネル引数のみを追加できます。カーネル引数を置き換えたり削除したりすることはできません。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • cluster-admin 権限を持つユーザーとしてハブクラスターにログインしている。
  • インストールと設定カスタムリソース (CR) を手動で生成している。

手順

  1. InfraEnv CR の spec.kernelArguments 仕様を編集して、カーネル引数を設定します。
apiVersion: agent-install.openshift.io/v1beta1
kind: InfraEnv
metadata:
  name: <cluster_name>
  namespace: <cluster_name>
spec:
  kernelArguments:
    - operation: append 1
      value: audit=0 2
    - operation: append
      value: trace=1
  clusterRef:
    name: <cluster_name>
    namespace: <cluster_name>
  pullSecretRef:
    name: pull-secret
1
カーネル引数を追加するには、追加操作を指定します。
2
設定するカーネル引数を指定します。この例では、audit カーネル引数と trace カーネル引数を設定します。
注記

SiteConfig CR は、Day-0 インストール CR の一部として InfraEnv リソースを生成します。

検証

カーネル引数が適用されていることを確認するには、Discovery イメージが OpenShift Container Platform をインストールする準備ができていることを確認した後、インストールプロセスを開始する前にターゲットホストに SSH 接続します。その時点で、/proc/cmdline ファイルで Discovery ISO のカーネル引数を表示できます。

  1. ターゲットホストとの SSH セッションを開始します。

    $ ssh -i /path/to/privatekey core@<host_name>
  2. 次のコマンドを使用して、システムのカーネル引数を表示します。

    $ cat /proc/cmdline
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.