13.5. イメージの自動プルーニング
古さ、ステータス、または制限超過によりシステムで不要になった OpenShift イメージレジストリーからのイメージは自動的に削除されます。クラスター管理者は、プルーニングカスタムリソース (CR) を設定または一時停止できます。
前提条件
- クラスター管理者権限を持つアカウントを使用して、OpenShift Container Platform クラスターにアクセスできる。
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ocCLI がインストールされている。
プルーナーを管理するための Image Registry Operator の動作は、Image Registry Operator の ClusterOperator オブジェクトで指定された managementState とは無関係です。Image Registry Operator が 管理 状態にない場合でも、イメージプルーナーはプルーニング CR によって設定および管理できます。
ただし、Image Registry Operator の managementState は、デプロイされたイメージプルーナージョブの動作を変更します。
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Managed: イメージプルーナーの--prune-registryフラグはtrueに設定されます。 -
Removed: イメージプルーナーの--prune-registryフラグはfalseに設定されます。つまり、etcd のイメージメタデータのみプルーニングされます。
手順
imagepruners.imageregistry.operator.openshift.io/clusterという名前のオブジェクトに以下のspecおよびstatusフィールドが含まれることを確認します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
schedule:CronJob形式のスケジュールこれはオプションのフィールドで、デフォルトは daily で午前 0 時でに設定されます。 -
suspend:trueに設定されている場合、プルーニングを実行しているCronJobは中断されます。これはオプションのフィールドで、デフォルトはfalseです。新規クラスターの初期値はfalseです。 -
keepTagRevisions: 保持するタグ別のリビジョン数です。これはオプションのフィールドで、デフォルトは3です。初期値は3です。 -
keepYoungerThanDuration: 指定の期間よりも後に作成されたイメージを保持します。これはオプションのフィールドです。値の指定がない場合は、keepYoungerThanまたはデフォルト値60m(60 分) のいずれかが使用されます。 -
keepYoungerThan: 非推奨。keepYoungerThanDurationと同じですが、期間は整数 (ナノ秒単位) で指定されます。これはオプションのフィールドです。keepYoungerThanDurationを設定すると、このフィールドは無視されます。 -
resources: 標準の Pod リソースの要求および制限です。これはオプションのフィールドです。 -
affinity: 標準の Pod のアフィニティーです。これはオプションのフィールドです。 -
nodeSelector: 標準の Pod ノードセレクターです。これはオプションのフィールドです。 -
tolerations: 標準の Pod の容認です。これはオプションのフィールドです。 -
successfulJobsHistoryLimit: 保持する成功したジョブの最大数です。メトリクスがレポートされるようにするには、1以上である必要があります。これはオプションのフィールドで、デフォルトは3です。初期値は3です。 -
failedJobsHistoryLimit: 保持する失敗したジョブの最大数です。メトリクスがレポートされるようにするには、1以上である必要があります。これはオプションのフィールドで、デフォルトは3です。初期値は3です。 -
observedGeneration: Operator によって観察される生成です。 conditions: 以下のタイプの標準条件オブジェクトです。-
Available: プルーニングジョブが作成されているかどうかを示します。理由はReadyまたはErrorです。 -
Scheduled: 次のプルーニングジョブがスケジュールされているかどうかを示します。理由は、スケジュール済み、一時停止、またはエラーです。 -
Failed: 最新のプルーニングジョブが失敗したかどうかを示します。
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