4.7. インストール CR の検証による GitOps ZTP のトラブルシューティング


ArgoCD パイプラインは SiteConfig と、PolicyGenerator または PolicyGentemplate カスタムリソース (CR) を使用して、クラスター設定 CR と Red Hat Advanced Cluster Management (RHACM) ポリシーを生成します。以下の手順に従って、このプロセス時に発生する可能性のある問題のトラブルシューティングを行います。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • cluster-admin 権限を持つユーザーとしてハブクラスターにログインしている。

手順

  1. インストール CR が作成されたことは、以下のコマンドで確認することができます。

    $ oc get AgentClusterInstall -n <cluster_name>

    オブジェクトが返されない場合は、以下の手順を使用して ArgoCD パイプラインフローを SiteConfig ファイルからインストール CR にトラブルシューティングします。

  2. ハブクラスターで SiteConfig CR を使用して ManagedCluster CR が生成されたことを確認します。

    $ oc get managedcluster
  3. ManagedCluster が見つからない場合は、clusters アプリケーションが Git リポジトリーからハブクラスターへのファイルの同期に失敗したかどうかを確認します。

    $ oc get applications.argoproj.io -n openshift-gitops clusters -o yaml
    1. マネージドクラスターのエラーログを識別するには、status.operationState.syncResult.resources フィールドを調べます。たとえば、SiteConfig CR の extraManifestPath に無効な値が割り当てられると、次のようなエラーが生成されます。

      syncResult:
        resources:
        - group: ran.openshift.io
          kind: SiteConfig
          message: The Kubernetes API could not find ran.openshift.io/SiteConfig for
            requested resource spoke-sno/spoke-sno. Make sure the "SiteConfig" CRD is
            installed on the destination cluster
    2. より詳細な SiteConfig エラーを表示するには、次の手順を実行します。

      1. Argo CD ダッシュボードで、Argo CD が同期しようとしている SiteConfig リソースをクリックします。
      2. DESIRED MANIFEST タブをチェックして、siteConfigError フィールドを見つけます。

        siteConfigError: >- Error: could not build the entire SiteConfig defined by /tmp/kust-plugin-config-1081291903: stat sno-extra-manifest: no such file or directory
    3. Status.Sync フィールドを確認します。ログエラーがある場合、Status.Sync フィールドは Unknown エラーを示している可能性があります。

      Status:
        Sync:
          Compared To:
            Destination:
              Namespace:  clusters-sub
              Server:     https://kubernetes.default.svc
            Source:
              Path:             sites-config
              Repo URL:         https://git.com/ran-sites/siteconfigs/.git
              Target Revision:  master
          Status:               Unknown
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