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11.2. 接続ヘルスチェックの実装

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接続チェックコントローラーは、クラスター内の接続検証チェックをオーケストレーションします。接続テストの結果は、openshift-network-diagnostics namespace の PodNetworkConnectivity オブジェクトに保存されます。接続テストは、1 分ごとに並行して実行されます。

Cluster Network Operator (CNO) は、接続性ヘルスチェックを送受信するためにいくつかのリソースをクラスターにデプロイします。

ヘルスチェックのソース
このプログラムは、Deployment オブジェクトで管理される単一の Pod レプリカセットにデプロイします。このプログラムは PodNetworkConnectivity オブジェクトを消費し、各オブジェクトで指定される spec.targetEndpoint に接続されます。
ヘルスチェックのターゲット
クラスターのすべてのノードにデーモンセットの一部としてデプロイされた Pod。Pod はインバウンドのヘルスチェックをリッスンします。すべてのノードにこの Pod が存在すると、各ノードへの接続をテストすることができます。

ノードセレクターを使用して、ネットワーク接続ソースとターゲットが実行されるノードを設定できます。さらに、ソース Pod とターゲット Pod で許容できる tolerations を指定することもできます。この設定は、config.openshift.io/v1 API グループの Network API のシングルトン cluster カスタムリソースで定義されます。

Pod のスケジュールは、設定を更新した後に実行されます。したがって、設定を更新する前に、セレクターで使用する予定のノードラベルを適用する必要があります。ネットワーク接続チェック Pod の配置を更新した後に適用されたラベルは無視されます。

次の YAML のデフォルト設定を参照してください。

接続ソースおよびターゲット Pod のデフォルト設定

apiVersion: config.openshift.io/v1
kind: Network
metadata:
  name: cluster
spec:
  # ...
    networkDiagnostics: 1
      mode: "All" 2
      sourcePlacement: 3
        nodeSelector:
          checkNodes: groupA
        tolerations:
        - key: myTaint
          effect: NoSchedule
          operator: Exists
      targetPlacement: 4
        nodeSelector:
          checkNodes: groupB
        tolerations:
        - key: myOtherTaint
          effect: NoExecute
          operator: Exists

1 1
ネットワーク診断設定を指定します。値が指定されていないか、空のオブジェクトが指定されており、cluster という名前の network.operator.openshift.io カスタムリソースで spec.disableNetworkDiagnostics=true が設定されている場合、ネットワーク診断は無効になります。設定されている場合、この値は spec.disableNetworkDiagnostics=true をオーバーライドします。
2
診断モードを指定します。値は、空の文字列、All、または Disabled です。空の文字列は All を指定するのと同じです。
3
オプション: 接続チェックのソース Pod のセレクターを指定します。nodeSelector および tolerations フィールドを使用して、sourceNode Pod をさらに指定できます。ただし、ソース Pod とターゲット Pod の両方に nodeSelectortolerations の両方を使用する必要はありません。これらは省略可能なオプションのフィールドです。
4
オプション: 接続チェックのターゲット Pod のセレクターを指定します。nodeSelector および tolerations フィールドを使用して、targetNode Pod をさらに指定できます。ただし、ソース Pod とターゲット Pod の両方に nodeSelectortolerations の両方を使用する必要はありません。これらは省略可能なオプションのフィールドです。
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