第3章 Logging 6.1


3.1. Logging 6.1

3.1.1. Logging 6.1.0 リリースノート

このリリースには、Logging for Red Hat OpenShift バグ修正リリース 6.1.0 が含まれています。

3.1.1.1. 新機能および改良された機能

3.1.1.1.1. ログの収集
  • この機能拡張により、収集されたコンテナーログから送信される属性にソース iostream が追加されます。値は、コレクターがそれを受信した方法に基づき、stdout または stderr のいずれかに設定されます。(LOG-5292)
  • この更新により、コレクターのデフォルトのメモリー制限が 1024 Mi から 2048 Mi に増加します。ユーザーは、クラスターの特定のニーズと仕様に基づきリソース制限を調整する必要があります。(LOG-6072)
  • この更新により、ユーザーは ClusterLogForwarder CR の syslog 出力配信モードを AtLeastOnce または AtMostOnce のいずれかに設定できるようになります。(LOG-6355)
3.1.1.1.2. ログのストレージ
  • この更新により、新しい 1x.pico LokiStack サイズは、ワークロードとログボリュームが少ないクラスター (最大 50 GB/日) をサポーするようになります。(LOG-5939)

3.1.1.2. テクノロジープレビュー

重要

OpenTelemetry Protocol (OTLP) 出力ログフォワーダーは、テクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

  • この更新により、OTel (OpenTelemetry) データモデルを使用して OpenTelemetry ログを Red Hat Managed LokiStack インスタンスに転送できるようになります。この機能を有効にするには、ClusterLogForwarder 設定に observability.openshift.io/tech-preview-otlp-output: "enabled" アノテーションを追加します。追加の設定情報については、OTLP 転送 を参照してください。
  • この更新により、lokiStack 出力仕様に dataModel フィールドが追加されます。OpenTelemetry データ形式を使用するログ転送を設定するには、dataModelOtel に設定します。デフォルトは Viaq に設定されています。データマッピングの詳細は、OTLP 仕様 を参照してください。

3.1.1.3. バグ修正

なし。

3.1.1.4. CVE

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