12.4. コントロールプレーンマシンセットの設定
この例の YAML スニペットは、コントロールプレーンマシンセットのカスタムリソース (CR) の基本構造を示しています。
12.4.1. コントロールプレーンマシンセットのカスタムリソースのサンプル YAML
ControlPlaneMachineSet
CR のベースは、すべてのプラットフォームで同じように構築されています。
サンプル ControlPlaneMachineSet
CR YAML ファイル
apiVersion: machine.openshift.io/v1 kind: ControlPlaneMachineSet metadata: name: cluster 1 namespace: openshift-machine-api spec: replicas: 3 2 selector: matchLabels: machine.openshift.io/cluster-api-cluster: <cluster_id> 3 machine.openshift.io/cluster-api-machine-role: master machine.openshift.io/cluster-api-machine-type: master state: Active 4 strategy: type: RollingUpdate 5 template: machineType: machines_v1beta1_machine_openshift_io machines_v1beta1_machine_openshift_io: failureDomains: platform: <platform> 6 <platform_failure_domains> 7 metadata: labels: machine.openshift.io/cluster-api-cluster: <cluster_id> machine.openshift.io/cluster-api-machine-role: master machine.openshift.io/cluster-api-machine-type: master spec: providerSpec: value: <platform_provider_spec> 8
- 1
cluster
であるControlPlaneMachineSet
CR の名前を指定します。この値は変更しないでください。- 2
- コントロールプレーンマシンの数を指定します。3 つのコントロールプレーンマシンを持つクラスターのみがサポートされているため、
replicas
の値は3
です。水平スケーリングはサポートされていません。この値は変更しないでください。 - 3
- クラスターのプロビジョニング時に設定したクラスター ID を基にするインフラストラクチャー ID を指定します。
ControlPlaneMachineSet
CR を作成するときに、この値を指定する必要があります。OpenShift CLI (oc
) がインストールされている場合は、以下のコマンドを実行してインフラストラクチャー ID を取得できます。$ oc get -o jsonpath='{.status.infrastructureName}{"\n"}' infrastructure cluster
- 4
- Operator の状態を指定します。状態が
Inactive
の場合、Operator は操作できません。値をActive
に設定することで、Operator をアクティブ化できます。重要Operator をアクティブ化する前に、
ControlPlaneMachineSet
CR 設定がクラスター要件に対して正しいことを確認する必要があります。Control Plane Machine Set Operator のアクティブ化の詳細は、「コントロールプレーンマシンセットの概要」を参照してください。 - 5
- クラスターの更新戦略を指定します。許可される値は
OnDelete
とRollingUpdate
です。デフォルト値はRollingUpdate
です。更新戦略の詳細は、「コントロールプレーン設定の更新」を参照してください。 - 6
- クラウドプロバイダーのプラットフォーム名を指定します。この値は変更しないでください。
- 7
- クラスターの
<platform_failure_domains>
設定を指定します。このセクションのフォーマットと値はプロバイダー固有です。詳細は、クラウドプロバイダーの障害ドメイン設定サンプルを参照してください。 - 8
- クラスターの
<platform_provider_spec>
設定を指定します。このセクションのフォーマットと値はプロバイダー固有です。詳細は、クラウドプロバイダーのサンプルプロバイダー仕様を参照してください。
12.4.2. プロバイダー固有の設定オプション
コントロールプレーンマシンセットマニフェストの <platform_provider_spec>
および <platform_failure_domains>
セクションは、プロバイダー固有です。クラスターのプロバイダー固有の設定オプションについては、次のリソースを参照してください。