第13章 GitOps ZTP を使用したシングルノード OpenShift クラスターの拡張
GitOps Zero Touch Provisioning (ZTP) を使用して、シングルノード OpenShift クラスターを拡張できます。シングルノード OpenShift クラスターにワーカーノードを追加すると、元のシングルノード OpenShift クラスターがコントロールプレーンノードのロールを保持します。ワーカーノードを追加しても、既存のシングルノード OpenShift クラスターのダウンタイムは必要ありません。
シングルノード OpenShift クラスターに追加できるワーカーノードの数に指定された制限はありませんが、追加のワーカーノード用にコントロールプレーンノードで予約されている CPU 割り当てを再評価する必要があります。
			ワーカーノードでワークロードパーティショニングが必要な場合は、ノードをインストールする前に、ハブクラスターでマネージドクラスターポリシーをデプロイして修復する必要があります。そうすることで、GitOps ZTP ワークフローが MachineConfig イグニッションファイルをワーカーノードに適用する前に、ワークロードパーティショニング MachineConfig オブジェクトがレンダリングされ、worker マシン設定プールに関連付けられます。
		
最初にポリシーを修復してから、ワーカーノードをインストールすることを推奨します。ワーカーノードのインストール後にワークロードパーティショニングマニフェストを作成する場合は、ノードを手動でドレインし、デーモンセットによって管理されるすべての Pod を削除する必要があります。管理デーモンセットが新しい Pod を作成すると、新しい Pod はワークロードパーティショニングプロセスを実行します。
GitOps ZTP を使用したシングルノード OpenShift クラスターへのワーカーノードの追加は、テクノロジープレビュー機能のみです。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
13.1. PolicyGenerator または PolicyGenTemplate リソースを使用したワーカーノードへのプロファイルの適用
DU プロファイルを使用して、追加のワーカーノードを設定できます。
				GitOps Zero Touch Provisioning (ZTP) の common、group、および site 固有の PolicyGenerator リソースまたは PolicyGenTemplate リソースを使用して、RAN 分散ユニット (DU) プロファイルをワーカーノードクラスターに適用できます。ArgoCD policies アプリケーションにリンクされている GitOps ZTP パイプラインには、ztp-site-generate コンテナーを抽出した場合に、関連する out/argocd/example フォルダーで見つけることができる次の CR が含まれています。
			
- /acmpolicygenerator リソース
- 
									acm-common-ranGen.yaml
- 
									acm-group-du-sno-ranGen.yaml
- 
									acm-example-sno-site.yaml
- 
									ns.yaml
- 
									kustomization.yaml
 
- 
									
- /policygentemplates リソース
- 
									common-ranGen.yaml
- 
									group-du-sno-ranGen.yaml
- 
									example-sno-site.yaml
- 
									ns.yaml
- 
									kustomization.yaml
 
- 
									
				ワーカーノードでの DU プロファイルの設定は、アップグレードと見なされます。アップグレードフローを開始するには、既存のポリシーを更新するか、追加のポリシーを作成する必要があります。次に、ClusterGroupUpgrade CR を作成して、クラスターのグループ内のポリシーを調整する必要があります。