第4章 独自のインフラストラクチャーを使用した OpenStack へのクラスターのインストール
OpenShift Container Platform バージョン 4.16 では、user-provisioned infrastructure 上で実行される Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) にクラスターをインストールできます。
独自のインフラストラクチャーを使用することで、クラスターを既存のインフラストラクチャーおよび変更と統合できます。このプロセスでは、installer-provisioned installation の場合よりも多くの手作業が必要になります。Nova サーバー、Neutron ポート、セキュリティーグループなどのすべての RHOSP リソースを作成する必要があるためです。ただし、Red Hat では、デプロイメントプロセスを支援する Ansible Playbook を提供しています。
4.1. 前提条件
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認した。
- クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認した。
- OpenShift クラスターでサポートされるプラットフォーム セクションを使用して、OpenShift Container Platform 4.16 が RHOSP バージョンと互換性があることを確認した。RHOSP サポートマトリックスの OpenShift Container Platform を参照して、プラットフォームのサポートを異なるバージョン間で比較することもできます。
- OpenShift Container Platform のインストール先に RHOSP アカウントがある。
- クラスターのスケーリング、コントロールプレーンのサイジング、および etcd のパフォーマンスおよびスケーラビリティーに関する理解がある。詳細は、クラスターのスケーリングに関する推奨プラクティス を参照してください。
インストールプログラムを実行するマシンには、以下が含まれる。
- インストールプロセス時に作成したファイルを保持できる単一ディレクトリー
- Python 3