第11章 セカンダリーネットワーク
Network Observability Operator を設定して、SR-IOV や OVN-Kubernetes などのセカンダリーネットワークからネットワークフローデータを収集し、データをエンリッチすることができます。
前提条件
- セカンダリーインターフェイスや L2 ネットワークなど、追加のネットワークインターフェイスを備えた OpenShift Container Platform クラスターへのアクセス。
11.1. SR-IOV インターフェイストラフィックの監視の設定
Single Root I/O Virtualization (SR-IOV) デバイスを使用してクラスターからトラフィックを収集するには、FlowCollector
spec.agent.ebpf.privileged
フィールドを true
に設定する必要があります。次に、eBPF agent は、デフォルトで監視されるホストネットワーク namespace に加え、他のネットワーク namespace も監視します。仮想機能 (VF) インターフェイスを持つ Pod が作成されると、新しいネットワーク namespace が作成されます。SRIOVNetwork
ポリシーの IPAM
設定を指定すると、VF インターフェイスがホストネットワーク namespace から Pod ネットワーク namespace に移行されます。
前提条件
- SR-IOV デバイスを使用して OpenShift Container Platform クラスターにアクセスできる。
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SRIOVNetwork
カスタムリソース (CR) のspec.ipam
設定は、インターフェイスのリストにある範囲または他のプラグインからの IP アドレスを使用して設定する必要があります。
手順
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Web コンソールで、Operators
Installed Operators に移動します。 - NetObserv Operator の Provided APIs 見出しの下で、Flow Collector を選択します。
- cluster を選択し、YAML タブを選択します。
FlowCollector
カスタムリソースを設定します。設定例は次のとおりです。SR-IOV モニタリング用に
FlowCollector
を設定するapiVersion: flows.netobserv.io/v1beta2 kind: FlowCollector metadata: name: cluster spec: namespace: netobserv deploymentModel: Direct agent: type: eBPF ebpf: privileged: true 1
- 1
- SR-IOV モニタリングを有効にするには、
spec.agent.ebpf.privileged
フィールドの値をtrue
に設定する必要があります。