14.4.4. Active Directory スキーマの使用によるグループの同期


Active Directory スキーマでは、両方のユーザー (Jane と Jim) がファーストクラスエントリーとして LDAP サーバーに存在し、グループメンバーシップはユーザーの属性に保存されます。以下の ldif のスニペットでは、このスキーマのユーザーとグループを定義しています。

Active Directory スキーマを使用する LDAP エントリー: active_directory.ldif

dn: ou=users,dc=example,dc=com
objectClass: organizationalUnit
ou: users

dn: cn=Jane,ou=users,dc=example,dc=com
objectClass: person
objectClass: organizationalPerson
objectClass: inetOrgPerson
objectClass: testPerson
cn: Jane
sn: Smith
displayName: Jane Smith
mail: jane.smith@example.com
memberOf: admins 1

dn: cn=Jim,ou=users,dc=example,dc=com
objectClass: person
objectClass: organizationalPerson
objectClass: inetOrgPerson
objectClass: testPerson
cn: Jim
sn: Adams
displayName: Jim Adams
mail: jim.adams@example.com
memberOf: admins

1
ユーザーのグループメンバーシップはユーザーの属性として一覧表示され、グループはサーバー上にエントリーとして存在しません。memberOf 属性はユーザーのリテラル属性である必要はありません。 一部の LDAP サーバーでは、これは検索中に作成され、クライアントに返されますが、データベースにコミットされません。

前提条件

  • 設定ファイルを作成します。

手順

  • active_directory_config.yaml ファイルを使用して同期を実行します。

    $ oc adm groups sync --sync-config=active_directory_config.yaml --confirm

    OpenShift Container Platform は、上記の同期操作の結果として以下のグループレコードを作成します。

    active_directory_config.yaml ファイルを使用して作成される OpenShift Container Platform Group

    apiVersion: user.openshift.io/v1
    kind: Group
    metadata:
      annotations:
        openshift.io/ldap.sync-time: 2015-10-13T10:08:38-0400 1
        openshift.io/ldap.uid: admins 2
        openshift.io/ldap.url: LDAP_SERVER_IP:389 3
      creationTimestamp:
      name: admins 4
    users: 5
    - jane.smith@example.com
    - jim.adams@example.com

    1
    この OpenShift Container Platform Group と LDAP サーバーが最後に同期された時間です。ISO 6801 形式を使用します。
    2
    LDAP サーバーのグループの固有識別子です。
    3
    このグループのレコードが保存される LDAP サーバーの IP アドレスとホストです。
    4
    LDAP サーバーに一覧表示されるグループ名です。
    5
    グループのメンバーのユーザーです。同期ファイルで指定される名前が使用されます。
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