1.2.7. クラスターロギング
1.2.7.1. Elasticsearch のバージョンアップグレード
OpenShift Container Platform 4.5 のクラスターロギングは Elasticsearch 6.8.1 をデフォルトのログストアとして使用するようになりました。
新規 Elasticsearch バージョンでは、新しい Elasticsearch データモデルが導入されました。新規のデータモデルでは、タイプ (インフラストラクチャーおよびアプリケーション) およびプロジェクトでデータがインデックス化されなくなりました。データはタイプ別にのみインデックス化されます。
- OpenShift Container Platform 4.4 の project- インデックスで以前に使用されていたアプリケーションログは、app- で始まるインデックスのセットで使用されます。
- .operations- インデックスで以前に使用されたインフラストラクチャーログは、infra- インデックスで使用されるようになりました。
- 監査ログは audit- インデックスに保存されます。
新規データモデルにより、更新により、既存のカスタム Kibana インデックスパターンおよびビジュアライゼーションは新規バージョンに移行しません。更新後、Kibana インデックスパターンおよびビジュアライゼーションを、新規インデックスに一致させるように再作成する必要があります。
Elasticsearch 6.x には、新規セキュリティープラグイン、Open Distro for Elasticsearch も含まれます。Open Distro for Elasticsearch は、データのセキュリティーを維持するために設計された包括的な高度なセキュリティー機能のセットを提供します。