8.5.9. 環境へのアクセスの有効化
デプロイ時に、OpenShift Container Platform マシンはすべて Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) テナントネットワークに作成されます。したがって、ほとんどの RHOSP デプロイメントでは直接アクセスできません。
OpenShift Container Platform API およびクラスターで実行されるアプリケーションを、floating IP アドレスを使用/不使用でアクセス可能になるように設定できます。
8.5.9.1. floating IP アドレスを使ったアクセスの有効化
2 つの floating IP (FIP) アドレスを作成します。1 つ目は OpenShift Container Platform API への外部アクセス用の API FIP
であり、2 つ目は OpenShift Container Platform アプリケーション用の apps FIP
です。
API FIP も install-config.yaml
ファイルで使用されます。
手順
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) CLI を使用して、API FIP を作成します。
$ openstack floating ip create --description "API <cluster_name>.<base_domain>" <external network>
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) CLI を使用して、apps (アプリ)、または Ingress、FIP を作成します。
$ openstack floating ip create --description "Ingress <cluster_name>.<base_domain>" <external network>
新しい FIP を反映させるには、以下のパターンに続くレコードを DNS サーバーに追加します。
api.<cluster_name>.<base_domain>. IN A <API_FIP> *.apps.<cluster_name>.<base_domain>. IN A <apps_FIP>
注記DNS サーバーを制御しない場合は、代わりに
/etc/hosts
ファイルにレコードを追加します。このアクションにより、API は他者のアクセスできない状態になり、この状態は実稼働デプロイメントには適していませんが、開発およびテスト目的のインストールが可能になります。
Floating IP アドレスを割り当て、ファイアウォール設定を更新することで、OpenShift Container Platform リソースがクラスター外で利用できる状態にすることができます。