14.4.2. ユーザー定義の名前マッピングに関する RFC2307 スキーマを使用したグループの同期


グループとユーザー定義の名前マッピングを同期する場合、設定ファイルは、以下に示すこれらのマッピングが含まれるように変更されます。

ユーザー定義の名前マッピングに関する RFC 2307 スキーマを使用する LDAP 同期設定: rfc2307_config_user_defined.yaml

kind: LDAPSyncConfig
apiVersion: v1
groupUIDNameMapping:
  "cn=admins,ou=groups,dc=example,dc=com": Administrators 1
rfc2307:
    groupsQuery:
        baseDN: "ou=groups,dc=example,dc=com"
        scope: sub
        derefAliases: never
        pageSize: 0
    groupUIDAttribute: dn 2
    groupNameAttributes: [ cn ] 3
    groupMembershipAttributes: [ member ]
    usersQuery:
        baseDN: "ou=users,dc=example,dc=com"
        scope: sub
        derefAliases: never
        pageSize: 0
    userUIDAttribute: dn 4
    userNameAttributes: [ mail ]
    tolerateMemberNotFoundErrors: false
    tolerateMemberOutOfScopeErrors: false

1
ユーザー定義の名前マッピングです。
2
ユーザー定義の名前マッピングでキーに使用される固有の識別属性です。groupUIDAttribute に DN を使用している場合は groupsQuery フィルターを指定できません。詳細なフィルターを実行するには、ホワイトリスト/ブラックリストの方法を使用します。
3
固有の識別子がユーザー定義の名前マッピングに存在しない場合に OpenShift Container Platform Group に名前を付けるための属性です。
4
LDAP サーバーでユーザーを一意に識別する属性です。userUIDAttribute に DN を使用している場合は、usersQuery フィルターを指定できません。詳細なフィルターを実行するには、ホワイトリスト/ブラックリストの方法を使用します。

前提条件

  • 設定ファイルを作成します。

手順

  • rfc2307_config_user_defined.yaml ファイルとの同期を実行します。

    $ oc adm groups sync --sync-config=rfc2307_config_user_defined.yaml --confirm

    OpenShift Container Platform は、上記の同期操作の結果として以下のグループレコードを作成します。

    rfc2307_config_user_defined.yaml ファイルを使用して作成される OpenShift Container Platform Group

    apiVersion: user.openshift.io/v1
    kind: Group
    metadata:
      annotations:
        openshift.io/ldap.sync-time: 2015-10-13T10:08:38-0400
        openshift.io/ldap.uid: cn=admins,ou=groups,dc=example,dc=com
        openshift.io/ldap.url: LDAP_SERVER_IP:389
      creationTimestamp:
      name: Administrators 1
    users:
    - jane.smith@example.com
    - jim.adams@example.com

    1
    ユーザー定義の名前マッピングが指定するグループ名です。
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