5.2.2. ノードにおける kubelet ステータスのクエリー
クラスターノードの正常性ステータス、リソース消費統計およびノードログを確認できます。さらに、個別のノードで kubelet
ステータスをクエリーできます。
前提条件
-
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。 - API サービスが機能している。
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。
手順
kubelet は各ノードの systemd サービスを使用して管理されます。デバッグ Pod 内で
kubelet
systemd サービスをクエリーし、kubelet のステータスを確認します。ノードのデバッグ Pod を起動します。
$ oc debug node/my-node
/host
をデバッグシェル内の root ディレクトリーとして設定します。デバッグ Pod は、Pod 内の/host
にホストの root ファイルシステムをマウントします。root ディレクトリーを/host
に変更すると、ホストの実行パスに含まれるバイナリーを実行できます。# chroot /host
注記Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) を実行する OpenShift Container Platform クラスターノードは変更できず、Operator を使用してクラスターの変更を適用します。SSH を使用したクラスターノードへのアクセスは推奨されず、ノードは accessed のテイントのマークが付けられます。ただし、OpenShift Container Platform API が利用できない場合や、
kubelet
がターゲットノードで適切に機能しない場合、oc
操作がその影響を受けます。この場合は、代わりにssh core@<node>.<cluster_name>.<base_domain>
を使用してノードにアクセスできます。kubelet
systemd サービスがノードでアクティブかどうかを確認します。# systemctl is-active kubelet
より詳細な
kubelet.service
ステータスの要約を出力します。# systemctl status kubelet