15.3. Ingress コントローラーを使用した Ingress クラスターの設定
OpenShift Container Platform は、クラスター内で実行されるサービスを使ってクラスター外からの通信を可能にする方法を提供します。この方法は Ingress コントローラーを使用します。
15.3.1. Ingress コントローラーおよびルートの使用
Ingress Operator は Ingress コントローラーおよびワイルドカード DNS を管理します。
Ingress コントローラーの使用は、OpenShift Container Platform クラスターへの外部アクセスを許可するための最も一般的な方法です。
Ingress コントローラーは外部要求を許可し、設定されたルートに基づいてそれらをプロキシー送信するよう設定されます。これは、HTTP、SNI を使用する HTTPS、SNI を使用する TLS に限定されており、SNI を使用する TLS で機能する Web アプリケーションやサービスには十分な設定です。
管理者と連携して Ingress コントローラーを設定します。外部要求を許可し、設定されたルートに基づいてそれらをプロキシー送信するように Ingress コントローラーを設定します。
管理者はワイルドカード DNS エントリーを作成してから Ingress コントローラーを設定できます。その後は管理者に問い合わせることなく edge Ingress コントローラーと連携できます。
デフォルトで、クラスター内のすべての Ingress コントローラーはクラスター内の任意のプロジェクトで作成されたすべてのルートを許可します。
Ingress コントローラー:
- デフォルトでは 2 つのレプリカがあるので、これは 2 つのワーカーノードで実行する必要があります。
- 追加のノードにレプリカを組み込むためにスケールアップすることができます。
このセクションの手順では、クラスターの管理者が事前に行っておく必要のある前提条件があります。