5.5.5. root アクセスでのデバッグ Pod の起動


問題のある Pod のデプロイメントまたはデプロイメント設定に基づいて、root アクセスでデバッグ Pod を起動できます。通常、Pod ユーザーは root 以外の権限で実行しますが、問題を調査するために一時的な root 権限で Pod のトラブルシューティングを実行することは役に立ちます。

前提条件

  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
  • API サービスが機能している。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。

手順

  1. デプロイメントに基づいて、root アクセスでデバッグ Pod を起動します。

    1. プロジェクトのデプロイメント名を取得します。

      $ oc get deployment -n <project_name>
    2. デプロイメントに基づいて、root 権限でデバッグ Pod を起動します。

      $ oc debug deployment/my-deployment --as-root -n <project_name>
  2. デプロイメント設定に基づいて、root アクセスでデバッグ Pod を起動します。

    1. プロジェクトのデプロイメント設定名を取得します。

      $ oc get deploymentconfigs -n <project_name>
    2. デプロイメント設定に基づいて、root 権限でデバッグ Pod を起動します。

      $ oc debug deploymentconfig/my-deployment-configuration --as-root -n <project_name>
注記

インタラクティブなシェルを実行する代わりに、-- <command> を前述の oc debug コマンドに追加し、デバッグ Pod 内で個々のコマンドを実行することができます。

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