9.4. ログキュレーターのトラブルシューティング
本セクションの情報を使用してログ収集のデバッグを実行できます。Curator は、OpenShift Container Platform 4.5 より前には Elasticsearch インデックス形式にあるデータを削除するために使用されましたが、今後のリリースでは削除されます。
9.4.1. ログ収集のトラブルシューティング
本セクションの情報を使用してログ収集のデバッグを実行できます。たとえば、Curator が失敗状態にあり、ログメッセージで理由が示されていない場合、次にスケジュールされている cron ジョブの実行を待機する代わりに、ログレベルを引き上げ、新規ジョブをトリガーできます。
前提条件
- クラスターロギングおよび Elasticsearch がインストールされている。
手順
Curator のデバッグログを有効にし、次の Curator の反復を手動でトリガーするには、以下を実行します。
Curator のデバッグログを有効にします。
$ oc set env cronjob/curator CURATOR_LOG_LEVEL=DEBUG CURATOR_SCRIPT_LOG_LEVEL=DEBUG
ログレベルを指定します。
- CRITICAL。Curator は重大なメッセージのみを表示します。
- ERROR。Curator はエラーおよび重大なメッセージのみを表示します。
- WARNING。Curator はエラー、警告、および重大なメッセージのみを表示します。
- INFO。Curator は情報、エラー、警告、および重大なメッセージのみを表示します。
DEBUG。Curator は上記のすべてに加えてデバッグメッセージのみを表示します。
デフォルト値は INFO です。
注記クラスターロギングは、OpenShift Container Platform ラッパースクリプト (
run.sh
およびconvert.py
) で OpenShift Container Platform カスタム環境変数CURATOR_SCRIPT_LOG_LEVEL
を使用します。この環境変数は、必要に応じてスクリプトのデバッグ用にCURATOR_LOG_LEVEL
と同じ値を取ります。
次の Curator の反復をトリガーします。
$ oc create job --from=cronjob/curator <job_name>
以下のコマンドを使用して cron ジョブを制御します。