12.2.2. namespace の自動的に割り当てられた egress IP アドレスの有効化
OpenShift Container Platform では、1 つ以上のノードで特定の namespace の egress IP アドレスの自動的な割り当てを有効にできます。
前提条件
-
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。 -
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。
手順
以下の JSON を使用して、
NetNamespace
オブジェクトを egress IP アドレスで更新します。$ oc patch netnamespace <project_name> --type=merge -p \ 1 '{ "egressIPs": [ "<ip_address>" 2 ] }'
たとえば、
project1
を IP アドレスの 192.168.1.100 に、project2
を IP アドレスの 192.168.1.101 に割り当てるには、以下を実行します。$ oc patch netnamespace project1 --type=merge -p \ '{"egressIPs": ["192.168.1.100"]}' $ oc patch netnamespace project2 --type=merge -p \ '{"egressIPs": ["192.168.1.101"]}'
注記OpenShift SDN は
NetNamespace
オブジェクトを管理するため、既存のNetNamespace
オブジェクトを変更することによってのみ変更を加えることができます。新規NetNamespace
オブジェクトは作成しません。以下の JSON を使用して、各ホストの
egressCIDRs
パラメーターを設定して egress IP アドレスをホストできるノードを示します。$ oc patch hostsubnet <node_name> --type=merge -p \ 1 '{ "egressCIDRs": [ "<ip_address_range_1>", "<ip_address_range_2>" 2 ] }'
たとえば、
node1
およびnode2
を、192.168.1.0 から 192.168.1.255 の範囲で egress IP アドレスをホストするように設定するには、以下を実行します。$ oc patch hostsubnet node1 --type=merge -p \ '{"egressCIDRs": ["192.168.1.0/24"]}' $ oc patch hostsubnet node2 --type=merge -p \ '{"egressCIDRs": ["192.168.1.0/24"]}'
OpenShift Container Platform はバランスを取りながら特定の egress IP アドレスを利用可能なノードに自動的に割り当てます。この場合、egress IP アドレス 192.168.1.100 を
node1
に、egress IP アドレス 192.168.1.101 をnode2
に割り当て、その逆も行います。