9.5. アプリケーション要件に合わせて環境計画を立てる方法
アプリケーション環境の例を考えてみましょう。
Pod タイプ | Pod 数 | 最大メモリー | CPU コア数 | 永続ストレージ |
---|---|---|---|---|
apache | 100 | 500 MB | 0.5 | 1 GB |
node.js | 200 | 1 GB | 1 | 1 GB |
postgresql | 100 | 1 GB | 2 | 10 GB |
JBoss EAP | 100 | 1 GB | 1 | 1 GB |
推定要件: CPU コア 550 個、メモリー 450GB およびストレージ 1.4TB
ノードのインスタンスサイズは、希望に応じて増減を調整できます。ノードのリソースはオーバーコミットされることが多く、デプロイメントシナリオでは、小さいノードで数を増やしたり、大きいノードで数を減らしたりして、同じリソース量を提供することもできます。このデプロイメントシナリオでは、小さいノードで数を増やしたり、大きいノードで数を減らしたりして、同じリソース量を提供することもできます。運用上の敏捷性やインスタンスあたりのコストなどの要因を考慮する必要があります。
ノードのタイプ | 数量 | CPU | RAM (GB) |
---|---|---|---|
ノード (オプション 1) | 100 | 4 | 16 |
ノード (オプション 2) | 50 | 8 | 32 |
ノード (オプション 3) | 25 | 16 | 64 |
アプリケーションによってはオーバーコミットの環境に適しているものもあれば、そうでないものもあります。たとえば、Java アプリケーションや Huge Page を使用するアプリケーションの多くは、オーバーコミットに対応できません。対象のメモリーは、他のアプリケーションに使用できません。上記の例では、環境は一般的な比率として約 30 % オーバーコミットされています。
アプリケーション Pod は環境変数または DNS のいずれかを使用してサービスにアクセスできます。環境変数を使用する場合、それぞれのアクティブなサービスについて、変数が Pod がノードで実行される際に kubelet によって挿入されます。クラスター対応の DNS サーバーは、Kubernetes API で新規サービスの有無を監視し、それぞれに DNS レコードのセットを作成します。DNS がクラスター全体で有効にされている場合、すべての Pod は DNS 名でサービスを自動的に解決できるはずです。DNS を使用したサービス検出は、5000 サービスを超える使用できる場合があります。サービス検出に環境変数を使用する場合、引数の一覧は namespace で 5000 サービスを超える場合の許可される長さを超えると、Pod およびデプロイメントは失敗します。デプロイメントのサービス仕様ファイルのサービスリンクを無効にして、以下を解消します。
--- Kind: Template apiVersion: v1 metadata: name: deploymentConfigTemplate creationTimestamp: annotations: description: This template will create a deploymentConfig with 1 replica, 4 env vars and a service. tags: '' objects: - kind: DeploymentConfig apiVersion: v1 metadata: name: deploymentconfig${IDENTIFIER} spec: template: metadata: labels: name: replicationcontroller${IDENTIFIER} spec: enableServiceLinks: false containers: - name: pause${IDENTIFIER} image: "${IMAGE}" ports: - containerPort: 8080 protocol: TCP env: - name: ENVVAR1_${IDENTIFIER} value: "${ENV_VALUE}" - name: ENVVAR2_${IDENTIFIER} value: "${ENV_VALUE}" - name: ENVVAR3_${IDENTIFIER} value: "${ENV_VALUE}" - name: ENVVAR4_${IDENTIFIER} value: "${ENV_VALUE}" resources: {} imagePullPolicy: IfNotPresent capabilities: {} securityContext: capabilities: {} privileged: false restartPolicy: Always serviceAccount: '' replicas: 1 selector: name: replicationcontroller${IDENTIFIER} triggers: - type: ConfigChange strategy: type: Rolling - kind: Service apiVersion: v1 metadata: name: service${IDENTIFIER} spec: selector: name: replicationcontroller${IDENTIFIER} ports: - name: serviceport${IDENTIFIER} protocol: TCP port: 80 targetPort: 8080 portalIP: '' type: ClusterIP sessionAffinity: None status: loadBalancer: {} parameters: - name: IDENTIFIER description: Number to append to the name of resources value: '1' required: true - name: IMAGE description: Image to use for deploymentConfig value: gcr.io/google-containers/pause-amd64:3.0 required: false - name: ENV_VALUE description: Value to use for environment variables generate: expression from: "[A-Za-z0-9]{255}" required: false labels: template: deploymentConfigTemplate