8.4.18. ブートストラップマシンの作成


ブートストラップマシンを作成し、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) で実行するために必要なネットワークアクセスを付与します。Red Hat は、このプロセスを単純化するために実行する Ansible Playbook を提供しています。

前提条件

  • 共通ディレクトリー内の inventory.yaml および common.yaml Ansible Playbook。

    • これらのファイルが必要な場合は、ネットワークリソースの作成からこれらのファイルをコピーします。
  • インストールプログラムが作成した metadata.json ファイルが Ansible Playbook と同じディレクトリーにあります。

手順

  1. コマンドラインで、作業ディレクトリーを inventory.yaml および common.yaml ファイルの場所に変更します。
  2. bootstrap.yaml というローカルファイルに、以下のコンテンツを挿入します。

    例8.13 bootstrap.yaml

    # Required Python packages:
    #
    # ansible
    # openstackclient
    # openstacksdk
    # netaddr
    
    - import_playbook: common.yaml
    
    - hosts: all
      gather_facts: no
    
      tasks:
      - name: 'Create the bootstrap server port'
        os_port:
          name: "{{ os_port_bootstrap }}"
          network: "{{ os_network }}"
          security_groups:
          - "{{ os_sg_master }}"
          allowed_address_pairs:
          - ip_address: "{{ os_subnet_range | next_nth_usable(5) }}"
          - ip_address: "{{ os_subnet_range | next_nth_usable(6) }}"
    
      - name: 'Set bootstrap port tag'
        command:
          cmd: "openstack port set --tag {{ cluster_id_tag }} {{ os_port_bootstrap }}"
    
      - name: 'Create the bootstrap server'
        os_server:
          name: "{{ os_bootstrap_server_name }}"
          image: "{{ os_image_rhcos }}"
          flavor: "{{ os_flavor_master }}"
          userdata: "{{ lookup('file', os_bootstrap_ignition) | string }}"
          auto_ip: no
          nics:
          - port-name: "{{ os_port_bootstrap }}"
    
      - name: 'Create the bootstrap floating IP'
        os_floating_ip:
          state: present
          network: "{{ os_external_network }}"
          server: "{{ os_bootstrap_server_name }}"
  3. コマンドラインで Playbook を実行します。

    $ ansible-playbook -i inventory.yaml bootstrap.yaml
  4. ブートストラップサーバーがアクティブになった後に、ログを表示し、Ignition ファイルが受信されたことを確認します。

    $ openstack console log show "$INFRA_ID-bootstrap"
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