3.10.2. Curator インデックス削除の設定
OpenShift Container Platform バージョン 4.5 よりも前のデータモデルを使用する Elasticsearch データを削除するように Elasticsearch Curator を設定できます。プロジェクトごとの設定およびグローバル設定を行うことができます。グローバル設定は、指定されていないプロジェクトに適用されます。プロジェクトごとの設定はグローバル設定を上書きします。
Elasticsearch Curator は OpenShift Container Platform 4.7 (OpenShift Logging 5.0) で非推奨となり、OpenShift Logging 5.1 で削除されます。
前提条件
- クラスターロギングがインストールされている必要があります。
手順
インデックスを削除するには、以下を実行します。
OpenShift Container Platform カスタム Curator 設定ファイルを編集します。
$ oc edit configmap/curator
必要に応じて以下のパラメーターを設定します。
config.yaml: | project_name: action unit:value
利用可能なパラメーターを以下に示します。
表3.2 プロジェクトオプション 変数名 説明 project_name
プロジェクトの実際の名前 (myapp-devel など)。OpenShift Container Platform の操作ログについては、名前
.operations
をプロジェクト名として使用します。action
実行するアクション。現在許可されているのは
delete
のみです。unit
削除に使用する期間 (
days
、weeks
、またはmonths
)。value
単位数。
表3.3 フィルターオプション 変数名 説明 .defaults
.defaults
をproject_name
として使用し、指定されていないプロジェクトのデフォルトを設定します。.regex
プロジェクト名に一致する正規表現の一覧。
pattern
適切にエスケープされた有効な正規表現パターン。一重引用符で囲まれています。
たとえば、以下のように Curator を設定します。
-
1 day
を経過した myapp-dev プロジェクトのインデックスを削除する -
1 week
を経過した myapp-qe プロジェクトのインデックスを削除する -
8 weeks
を経過した operations ログを削除する -
31 days
を経過したその他すべてのプロジェクトのインデックスを削除する -
^project\..+\-dev.*$
正規表現と一致する、1 日を経過したインデックスを削除する -
^project\..+\-test.*$
正規表現と一致する、2 日を経過したインデックスを削除する
以下を使用します。
config.yaml: | .defaults: delete: days: 31 .operations: delete: weeks: 8 myapp-dev: delete: days: 1 myapp-qe: delete: weeks: 1 .regex: - pattern: '^project\..+\-dev\..*$' delete: days: 1 - pattern: '^project\..+\-test\..*$' delete: days: 2
months
を操作の $UNIT
として使用する場合、Curator は今月の当日ではなく、今月の最初の日からカウントを開始します。たとえば、今日が 4 月 15 日であり、現時点で 2 カ月を経過したインデックスを削除する場合 (delete: months: 2)、Curator は 2 月 15 日より古い日付のインデックスを削除するのではなく、2 月 1 日より古いインデックスを削除します。つまり、今月の最初の日付まで遡り、そこから 2 カ月遡ります。Curator で厳密な設定をする必要がある場合、最も適切な方法として日数 (例: delete: days: 30
) を使用することができます。