13.3. 利用可能なクラスターのカスタマイズ
OpenShift Container Platform クラスターのデプロイ後は、大半のクラスター設定およびカスタマイズが終了していることになります。数多くの設定リソースが利用可能です。
イメージレジストリー、ネットワーク設定、イメージビルドの動作およびアイデンティティープロバイダーなどのクラスターの主要な機能を設定するために設定リソースを変更します。
これらのリソースを使用して制御する設定の現在の記述については、 oc explain
コマンドを使用します (例: oc explain builds --api-version=config.openshift.io/v1
)。
13.3.1. クラスター設定リソース
すべてのクラスター設定リソースはグローバルにスコープが設定され (namespace は設定されない)、cluster
という名前が付けられます。
リソース名 | 説明 |
---|---|
| 証明書および認証局 などの API サーバー設定を提供します。 |
| クラスターの アイデンティティープロバイダー および認証設定を制御します。 |
| クラスターのすべてのビルドについてのデフォルトおよび有効にされている 設定 を制御します。 |
| ログアウト動作 を含む Web コンソールインターフェイスの動作を設定します。 |
| FeatureGates を有効にして、テクノロジープレビュー機能を使用できるようにします。 |
| 特定の イメージレジストリー が処理される方法を設定します (allowed、disallowed、insecure、CA details)。 |
| ルートのデフォルトドメインなどの ルーティング に関連する設定の詳細。 |
| 内部 OAuth サーバー フローに関連するアイデンティティープロバイダーおよび他の動作を設定します。 |
| プロジェクトテンプレートを含む、プロジェクトの作成方法 を設定します。 |
| 外部ネットワークアクセスを必要とするコンポーネントで使用されるプロキシーを定義します。注: すべてのコンポーネントがこの値を使用する訳ではありません。 |
| ポリシーやデフォルトノードセレクターなどの スケジューラー の動作を設定します。 |