12.14.3. kube-proxy 設定の変化
クラスターの Kubernetes ネットワークプロキシー設定を変更することができます。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc
) をインストールしている。 -
cluster-admin
ロールで実行中のクラスターにログインします。
手順
以下のコマンドを実行して、
Network.operator.openshift.io
カスタムリソース (CR) を編集します。$ oc edit network.operator.openshift.io cluster
以下のサンプル CR のように、kube-proxy 設定への変更内容で、CR の
kubeProxyConfig
パラメーターを変更します。apiVersion: operator.openshift.io/v1 kind: Network metadata: name: cluster spec: kubeProxyConfig: iptablesSyncPeriod: 30s proxyArguments: iptables-min-sync-period: ["30s"]
ファイルを保存し、テキストエディターを編集します。
構文は、ファイルを保存し、エディターを終了する際に
oc
コマンドによって検証されます。変更内容に構文エラーが含まれる場合、エディターはファイルを開き、エラーメッセージを表示します。以下のコマンドを実行して、設定の更新を確認します。
$ oc get networks.operator.openshift.io -o yaml
出力例
apiVersion: v1 items: - apiVersion: operator.openshift.io/v1 kind: Network metadata: name: cluster spec: clusterNetwork: - cidr: 10.128.0.0/14 hostPrefix: 23 defaultNetwork: type: OpenShiftSDN kubeProxyConfig: iptablesSyncPeriod: 30s proxyArguments: iptables-min-sync-period: - 30s serviceNetwork: - 172.30.0.0/16 status: {} kind: List
オプション: 以下のコマンドを実行し、Cluster Network Operator が設定変更を受け入れていることを確認します。
$ oc get clusteroperator network
出力例
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING DEGRADED SINCE network 4.1.0-0.9 True False False 1m
設定の更新が正常に適用されると、
AVAILABLE
フィールドがTrue
になります。