15.2.2.2. 外部 IP アドレスの割り当ての制限
クラスター管理者は、IP アドレスブロックを指定して許可および拒否できます。
制限は、cluster-admin
権限を持たないユーザーにのみ適用されます。クラスター管理者は、サービスの spec.externalIPs[]
フィールドを任意の IP アドレスに常に設定できます。
spec.ExternalIP.policy
フィールドを指定して、policy
オブジェクトが定義された IP アドレスポリシーを設定します。ポリシーオブジェクトには以下の形があります。
{ "policy": { "allowedCIDRs": [], "rejectedCIDRs": [] } }
ポリシーの制限を設定する際に、以下のルールが適用されます。
-
policy={}
が設定される場合、spec.ExternalIPs[]
が設定されているService
オブジェクトの作成は失敗します。これは OpenShift Container Platform のデフォルトです。 -
policy=null
が設定される場合、spec.ExternalIPs[]
が IP アドレスに設定されるService
オブジェクトの作成は許可されます。 policy
が設定され、policy.allowedCIDRs[]
またはpolicy.rejectedCIDRs[]
のいずれかが設定される場合、以下のルールが適用されます。-
allowedCIDRs[]
とrejectedCIDRs[]
の両方が設定される場合、rejectedCIDRs[]
がallowedCIDRs[]
よりも優先されます。 -
allowedCIDRs[]
が設定される場合、spec.ExternalIPs[]
が設定されているService
オブジェクトの作成は、指定された IP アドレスが許可される場合にのみ正常に実行されます。 -
rejectedCIDRs[]
が設定される場合、spec.ExternalIPs[]
が設定されているService
オブジェクトの作成は、指定された IP アドレスが拒否されていない場合にのみ正常に実行されます。
-