1.2.15. Operator
1.2.15.1. Operator および opm
CLI ツールをパッケージ化する Bundle Format
Operator の Bundle Format は、OpenShift Container Platform 4.5 以降サポートされている Operator Framework によって導入された新しいパッケージ形式です。スケーラビリティーを向上させ、アップストリームユーザーがより効果的に独自のカタログをホストできるようにするために、Bundle Format 仕様は Operator メタデータのディストリビューションを単純化します。
レガシーの Package Manifest Format は OpenShift Container Platform 4.5 で非推奨となっていますが、これは引き続きサポートされ、現在 Red Hat が提供する Operator は Package Manifest Format を使用して提供されています。
Operator バンドルは Operator の単一バージョンを表し、Operator SDK を使用してスキャフォールディングできます。オンディスクの バンドルマニフェスト は、Kubernetes マニフェストおよび Operator メタデータを保存する実行不可能なコンテナーイメージである バンドルイメージ としてコンテナー化され、提供されます。次に、バンドルイメージの保存および配布は、podman
、docker
、および Quay などのコンテナーレジストリーを使用して管理されます。
Bundle Format についての詳細は、パッケージ形式 について参照してください。
新規の opm
CLI ツールも Bundle Format と共に導入されます。opm
CLI を使用して、repository に相当するインデックスと呼ばれるバンドルの一覧から Operator のカタログを作成し、維持することができます。結果として、インデックスイメージ というコンテナーイメージをコンテナーレジストリーに保存し、その後にクラスターにインストールできます。
インデックスには、コンテナーイメージの実行時に提供される組み込まれた API を使用してクエリーできる、Operator マニフェストコンテンツへのポインターのデータベースが含まれます。OpenShift Container Platform では、OLM はインデックスイメージを CatalogSource
オブジェクトで参照し、これをカタログとして使用できます。これにより、クラスター上にインストールされた Operator への頻度の高い更新を可能にするためにイメージを一定の間隔でポーリングできます。
opm
の使用方法についての詳細は、カスタムカタログの管理 について参照してください。