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1.4.2.3. サービスカタログ、テンプレートサービスブローカー、およびそれらの Operator

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重要

サービスカタログは OpenShift Container Platform 4 ではデフォルトでインストールされませんが、インストールされている場合は OpenShift Container Platform 4.5 へのアップグレードがブロックされるようになりました。

OpenShift Container Platform 4.2 以降ではサービスカタログ、テンプレートサービスブローカー、Ansible Service Broker およびそれらに関連付けられた Operator が非推奨になりました。Ansible Service Broker Operator および関連する API および APB を含む Ansible Service Broker は OpenShift Container Platform 4.4 で削除されています。

サービスカタログ、テンプレートサービスブローカー、およびそれらの関連付けられた Operator は、関連する .servicecatalog.k8s.io/v1beta1 API を含め、OpenShift Container Platform 4.5 で削除されています。

注記

テンプレートは依然として OpenShift Container Platform 4.5 で利用できますが、テンプレートサービスブローカーで処理されなくなりました。デフォルトで、Samples Operator は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) ベースの OpenShift Container Platform イメージストリームおよびテンプレートを処理します。詳細は、Samples Operator の設定 を参照してください。

service-catalog-controller-manager および service-catalog-apiserver クラスター Operator は 4.4 で Upgradeable=false に設定されていました。これは、これらがインストールされている場合に、この場合ではバージョン 4.5 などの次のマイナーバージョンへのアップグレードがブロックされることを意味します。ただし、4.4.z などの z-stream リリースへのアップグレードはこの場合も引き続き許可されます。

サービスカタログおよびテンプレートサービスブローカーが 4.4 で有効にされている場合 (とくに管理状態が Managed に設定されている場合)、Web コンソールは、これらの機能が依然として有効にされていることをクラスター管理者に警告します。以下のアラートは、4.4 クラスターの Monitoring Alerting ページから表示でき、これらには Warning の重大度が設定されます。

  • ServiceCatalogAPIServerEnabled
  • ServiceCatalogControllerManagerEnabled
  • TemplateServiceBrokerEnabled

これらが依然として 4.4 クラスターで有効にされている場合、クラスター管理者は、OpenShift Container Platform 4.4 ドキュメントの Uninstalling Service Catalog および Uninstalling Template Service Broker を参照し、これをアンインストールできます。その後 4.5 へのアップグレードが許可されます。

4.5 では、クラスターのアップグレードプロセスで実行される新規の openshift-service-catalog-removed namespace にジョブのペアが作成されます。これらの動作は、サービスカタログの管理状態によって異なります。

  • Removed: ジョブは以下のサービスカタログ項目を削除します。

    • Operator
    • namespace
    • カスタムリソース (CR)
    • ClusterRole オブジェクト
    • ClusterRoleBinding オブジェクト
  • Unmanaged: ジョブは削除を省略し、何も実行しません。
  • Managed: ジョブはエラーをログで報告します。アップグレードがブロックされているため、この状態が発生することはほとんどありません。ジョブは他のアクションは実行しません。

ジョブおよび openshift-service-catalog-removed namespace は今後の OpenShift Container Platform リリースで削除されます。

注記

OpenShift Container Platform 4.5 の時点で、すべての Red Hat が提供するサービスブローカーが削除されています。ユーザーによってインストールされるその他のブローカーがアップグレードプロセスで削除されることはありません。これにより、ブローカーを使用してデプロイされている可能性のあるサービスを削除することを防ぐことができます。ユーザーはこれらのブローカーを手動で削除する必要があります。

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