3.7.2. 容認を使用したログビジュアライザー Pod の配置の制御
ログビジュアライザー Pod が実行されるノードを制御し、Pod の容認を使用して他のワークロードがそれらのノードを使用しないようにすることができます。
ClusterLogging
カスタムリソース (CR) を使用して容認をログビジュアライザー Pod に適用し、テイントをノード仕様でノードに適用します。ノードのテイントは、テイントを容認しないすべての Pod を拒否するようノードに指示する key:value pair
です。他の Pod にはない特定の key:value
ペアを使用することで、Kibana Pod のみをそのノード上で実行できます。
前提条件
- クラスターロギングおよび Elasticsearch がインストールされている。
手順
以下のコマンドを使用して、ログビジュアライザー Pod をスケジュールする必要のあるノードにテイントを追加します。
$ oc adm taint nodes <node-name> <key>=<value>:<effect>
以下に例を示します。
$ oc adm taint nodes node1 kibana=node:NoExecute
この例では、テイントをキー
kibana
、値node
、およびテイントの効果NoExecute
のあるnode1
に配置します。NoExecute
テイント effect を使用する必要があります。NoExecute
は、テイントに一致する Pod のみをスケジュールし、一致しない既存の Pod を削除します。ClusterLogging
CR のvisualization
セクションを編集し、Kibana Pod の容認を設定します。visualization: type: "kibana" kibana: tolerations: - key: "kibana" 1 operator: "Exists" 2 effect: "NoExecute" 3 tolerationSeconds: 6000 4
この容認は、oc adm taint
コマンドで作成されたテイントと一致します。この容認のある Pod は、node1
にスケジュールできます。