第4章 OpenShift Virtualization のアップグレード


次のマイナーバージョンの OpenShift Virtualization に手動でアップグレードし、Web コンソールを使用して更新のステータスをモニターできます。

4.1. OpenShift Virtualization のアップグレードについて

4.1.1. OpenShift Virtualization のアップグレードの仕組み

  • OpenShift Container Platform Web コンソールを使用して Operator サブスクリプションのチャネルを変更することで、OpenShift Virtualization の次のマイナーバージョンにアップグレードできます。
  • OpenShift Virtualization のインストール時に z-stream の自動更新を有効にできます。
  • 更新は、OpenShift Container Platform のインストール時にデプロイされる Marketplace Operator 経由で送信されます。Marketplace Operator は外部 Operator をクラスターに対して利用可能にします。
  • 更新の完了までにかかる時間は、ネットワーク接続によって異なります。ほとんどの自動更新は 15 分以内に完了します。

4.1.2. OpenShift Virtualization アップグレードのクラスターへの影響

  • アップグレードを実行しても仮想マシンのワークロードは中断しません。

    • 仮想マシン Pod は、アップグレード時に再起動したり、移行したりしません。virt-launcher Pod を更新する必要がある場合は、仮想マシンの再起動またはライブマイグレーションが必要になります。

      注記

      各仮想マシンには、仮想マシンインスタンスを実行する virt-launcher Pod があります。virt-launcher Pod は、仮想マシンのプロセスを管理するために使用される libvirt のインスタンスを実行します。

  • アップグレードによってネットワーク接続が中断されることはありません。
  • DataVolume およびその関連付けられた PersistentVolumeClaim はアップグレード時に保持されます。

    重要

    ライブマイグレーションを実行できない仮想マシンを実行すると、OpenShift Container Platform クラスターのアップグレードがブロックされる可能性があります。これには、hostpath-provisioner ストレージまたは SR-IOV ネットワークインターフェイスを使用する仮想マシンが含まれます。

    回避策として、仮想マシンを再設定し、クラスターのアップグレード時にそれらの電源を自動的にオフになるようにできます。evictionStrategy: LiveMigrate フィールドを削除し、runStrategy フィールドを Always に設定します。

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