2.3.4. サービス CA バンドルの API サービスへの追加
APIService
オブジェクトに service.beta.openshift.io/inject-cabundle=true
のアノテーションを付け、その spec.caBundle
フィールドにサービス CA バンドルを設定できます。これにより、Kubernetes API サーバーはターゲットに設定されたエンドポイントのセキュリティーを保護するために使用されるサービス CA 証明書を検証することができます。
手順
API サービスに
service.beta.openshift.io/inject-cabundle=true
のアノテーションを付けます。$ oc annotate apiservice <api_service_name> \1 service.beta.openshift.io/inject-cabundle=true
- 1
<api_service_name>
を、アノテーションを付ける API サービスの名前に置き換えます。
たとえば、以下のコマンドを使用して API サービス
test1
にアノテーションを付けます。$ oc annotate apiservice test1 service.beta.openshift.io/inject-cabundle=true
API サービスを表示し、サービス CA バンドルが挿入されていることを確認します。
$ oc get apiservice <api_service_name> -o yaml
CA バンドルは YAML 出力の
spec.caBundle
フィールドに表示されます。apiVersion: apiregistration.k8s.io/v1 kind: APIService metadata: annotations: service.beta.openshift.io/inject-cabundle: "true" ... spec: caBundle: <CA_BUNDLE> ...