12.3.2. 状態およびイベントを使用した DataVolume の分析
describe コマンドで生成される Conditions セクションおよび Events セクションを検査することにより、PersistentVolumeClaim (PVC) に関連して DataVolume の状態を判別します。また、操作がアクティブに実行されているか、または完了しているかどうかを判断します。また、DataVolume のステータスについての特定の詳細、およびどのように現在の状態になったかについての情報を提供するメッセージを受信する可能性があります。
状態の組み合わせは多数あります。それぞれは一意のコンテキストで評価される必要があります。
各種の組み合わせの例を以下に示します。
Bound: この例では正常にバインドされた PVC が表示されます。TypeはBoundであるため、StatusはTrueになります。PVC がバインドされていない場合、StatusはFalseになります。PVC がバインドされると、PVC がバインドされていることを示すイベントが生成されます。この場合、
ReasonはBoundで、StatusはTrueです。Messageは DataVolume を所有する PVC を示します。EventsセクションのMessageでは、PVC がバインドされている期間 (Age) およびどのリソース (From) によってバインドされているか、datavolume-controllerに関する詳細が提供されます。出力例
Status: Conditions: Last Heart Beat Time: 2020-07-15T03:58:24Z Last Transition Time: 2020-07-15T03:58:24Z Message: PVC win10-rootdisk Bound Reason: Bound Status: True Type: Bound Events: Type Reason Age From Message ---- ------ ---- ---- ------- Normal Bound 24s datavolume-controller PVC example-dv BoundRunning: この場合、TypeがRunningであり、StatusがFalseであることに注意してください。これは、操作の失敗の原因となったイベントが発生したことを示しています。ステータスをTrueからFalseに変更します。ただし、
ReasonがCompletedであり、MessageフィールドにはImport Completeが表示されることに注意してください。Eventsセクションには、ReasonおよびMessageに失敗した操作に関する追加のトラブルシューティング情報が含まれます。この例では、Eventsセクションの最初のWarningに一覧表示されるMessageに、404によって接続できないことが示唆されます。この情報から、インポート操作が実行されており、DataVolume にアクセスしようとしている他の操作に対して競合が生じることを想定できます。
出力例
Status: Conditions: Last Heart Beat Time: 2020-07-15T04:31:39Z Last Transition Time: 2020-07-15T04:31:39Z Message: Import Complete Reason: Completed Status: False Type: Running Events: Type Reason Age From Message ---- ------ ---- ---- ------- Warning Error 12s (x2 over 14s) datavolume-controller Unable to connect to http data source: expected status code 200, got 404. Status: 404 Not FoundReady:TypeがReadyであり、StatusがTrueの場合、以下の例のように DataVolume は使用可能な状態にあります。DataVolume が使用可能な状態にない場合、StatusはFalseになります。出力例
Status: Conditions: Last Heart Beat Time: 2020-07-15T04:31:39Z Last Transition Time: 2020-07-15T04:31:39Z Status: True Type: Ready