7.15.5.6. ローカルディスクイメージの DataVolume へのアップロード
virtctl
CLI ユーティリティーを使用して、ローカルディスクイメージをクライアントマシンからクラスター内の DataVolume (DV) にアップロードできます。この手順の実行時に、すでにクラスターに存在する DV を使用するか、または新規の DV を作成することができます。
注記
ローカルディスクイメージのアップロード後に、これを仮想マシンに追加できます。
前提条件
-
RAW、ISO、または QCOW2 形式の仮想マシンディスクイメージ (オプションで
xz
またはgz
を使用して圧縮される) -
kubevirt-virtctl
パッケージがクライアントマシンにインストールされていること。 - クライアントマシンが OpenShift Container Platform ルーターの証明書を信頼するように設定されていること。
手順
以下を特定します。
- 使用するアップロード DataVolume の名前。この DataVolume が存在しない場合、これは自動的に作成されます。
- DataVolume のサイズ (アップロード手順の実行時に作成する必要がある場合)。サイズはディスクイメージのサイズ以上である必要があります。
- アップロードする必要のある仮想マシンディスクイメージのファイルの場所。
virtctl image-upload
コマンドを実行してディスクイメージをアップロードします。直前の手順で特定したパラメーターを指定します。以下は例になります。$ virtctl image-upload dv <datavolume_name> \ 1 --size=<datavolume_size> \ 2 --image-path=</path/to/image> \ 3
注記-
新規 DataVolume を作成する必要がない場合は、
--size
パラメーターを省略し、--no-create
フラグを含めます。 - ディスクイメージを PVC にアップロードする場合、PVC サイズは圧縮されていない仮想ディスクのサイズよりも大きくなければなりません。
-
HTTPS を使用したセキュアでないサーバー接続を許可するには、
--insecure
パラメーターを使用します。--insecure
フラグを使用する際に、アップロードエンドポイントの信頼性は検証 されない 点に注意してください。
-
新規 DataVolume を作成する必要がない場合は、
オプション。DataVolume が作成されたことを確認するには、以下のコマンドを実行してすべての DataVolume オブジェクトを表示します。
$ oc get dvs