第5章 Pipelines CLI (tkn)


5.1. tkn のインストール

tkn CLI を使用して、ターミナルから Red Hat OpenShift Pipeline を管理します。以下のセクションでは、各種の異なるプラットフォームに tkn をインストールする方法を説明します。

また、OpenShift Container Platform Web コンソールから最新のバイナリーへの URL を見つけるには、右上隅の ? アイコンをクリックし、Command Line Tools を選択します。

5.1.1. Linux への Red Hat OpenShift Pipelines CLI (tkn) のインストール

Linux ディストリビューションの場合、CLI を tar.gz アーカイブとして直接ダウンロードできます。

手順

  1. CLI をダウンロードします。
  2. アーカイブを展開します。

    $ tar xvzf <file>
  3. tkn バイナリーを、PATH にあるディレクトリーに配置します。
  4. PATH を確認するには、以下を実行します。

    $ echo $PATH

5.1.2. RPM を使用した Red Hat OpenShift Pipelines CLI (tkn) の Linux へのインストール

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) バージョン 8 の場合は、Red Hat OpenShift Pipelines CLI (tkn) を RPM としてインストールできます。

前提条件

  • お使いの Red Hat アカウントに有効な OpenShift Container Platform サブスクリプションがある。
  • ローカルシステムに root または sudo 権限がある。

手順

  1. Red Hat Subscription Manager に登録します。

    # subscription-manager register
  2. 最新のサブスクリプションデータをプルします。

    # subscription-manager refresh
  3. 利用可能なサブスクリプションを一覧表示します。

    # subscription-manager list --available --matches '*pipelines*'
  4. 直前のコマンドの出力で、OpenShift Container Platform サブスクリプションのプール ID を見つけ、これを登録されたシステムにアタッチします。

    # subscription-manager attach --pool=<pool_id>
  5. Red Hat OpenShift Pipelines で必要なリポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable="pipelines-1.1-for-rhel-8-x86_64-rpms"
  6. openshift-pipelines-client パッケージをインストールします。

    # yum install openshift-pipelines-client

CLI のインストール後は、tkn コマンドを使用して利用できます。

$ tkn version

5.1.3. Windows への Red Hat OpenShift Pipelines CLI (tkn) のインストール

Windows の場合、tkn CLI は zip アーカイブとして提供されます。

手順

  1. CLI をダウンロードします。
  2. ZIP プログラムでアーカイブを解凍します。
  3. tkn.exe ファイルの場所を、 PATH 環境変数に追加します。
  4. PATH を確認するには、コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを実行します。

    C:\> path

5.1.4. macOS への Red Hat OpenShift Pipelines CLI (tkn) のインストール

macOS の場合、tkn CLI は tar.gz アーカイブとして提供されます。

手順

  1. CLI をダウンロードします。
  2. アーカイブを展開し、解凍します。
  3. tkn バイナリーをパスにあるディレクトリーに移動します。
  4. PATH を確認するには、ターミナルウィンドウを開き、以下を実行します。

    $ echo $PATH
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