7.15.9. 仮想マシンでのコンテナーディスクの使用
仮想マシンイメージをコンテナーディスクにビルドし、これをコンテナーレジストリーに保存することができます。次に、コンテナーディスクを仮想マシンの永続ストレージにインポートしたり、一時ストレージの仮想マシンに直接割り当てたりすることができます。
7.15.9.1. コンテナーディスクについて
コンテナーディスクは、コンテナーイメージレジストリーにコンテナーイメージとして保存される仮想マシンのイメージです。コンテナーディスクを使用して、同じディスクイメージを複数の仮想マシンに配信し、多数の仮想マシンのクローンを作成することができます。
コンテナーディスクは、仮想マシンに割り当てられる DataVolume を使用して永続ボリューム要求 (PVC) にインポートするか、または一時 containerDisk
ボリュームとして仮想マシンに直接割り当てることができます。
7.15.9.1.1. DataVolume の使用によるコンテナーディスクの PVC へのインポート
Containerized Data Importer (CDI) を使用し、DataVolume を使用してコンテナーディスクを PVC にインポートします。次に、DataVolume を永続ストレージの仮想マシンに割り当てることができます。
7.15.9.1.2. コンテナーディスクの containerDisk
ボリュームとしての仮想マシンへの割り当て
containerDisk
ボリュームは一時的なボリュームです。これは、仮想マシンが停止されるか、再起動するか、または削除される際に破棄されます。containerDisk
ボリュームを持つ仮想マシンが起動すると、コンテナーイメージはレジストリーからプルされ、仮想マシンをホストするノードでホストされます。
containerDisk
ボリュームは、CD-ROM などの読み取り専用ファイルシステム用に、または破棄可能な仮想マシン用に使用します。
データはホストノードのローカルストレージに一時的に書き込まれるため、読み取り/書き込みファイルシステムに containerDisk
ボリュームを使用することは推奨されません。これにより、データを移行先ノードに移行する必要があるため、ノードのメンテナーンス時など、仮想マシンのライブマイグレーションが遅くなります。さらに、ノードの電源が切れた場合や、予期せずにシャットダウンする場合にすべてのデータが失われます。