7.15.2.3. ホストパスプロビジョナーを使用したローカルストレージの有効化


ホストパスプロビジョナーをデプロイし、仮想マシンがローカルストレージを使用できるようにするには、最初に HostPathProvisioner カスタムリソースを作成します。

前提条件

  • ホストパスプロビジョナーが作成する PersistentVolume (PV) 用に、各ノードにバッキングディレクトリーを作成します。
  • SELinux コンテキスト container_file_t を各ノードの PV バッキングディレクトリーに適用します。以下は例になります。

    $ sudo chcon -t container_file_t -R </path/to/backing/directory>
    注記

    Red Hat Enterprise Linux CoreOS 8 ワーカーを使用する場合は、代わりに MachineConfig マニフェストを使用して SELinux を設定する必要があります。

手順

  1. HostPathProvisioner カスタムリソースファイルを作成します。以下は例になります。

    $ touch hostpathprovisioner_cr.yaml
  2. ファイルを編集し、spec.pathConfig.path の値がホストパスプロビジョナーが PV を作成するディレクトリーであることを確認します。以下に例を示します。

    apiVersion: hostpathprovisioner.kubevirt.io/v1alpha1
    kind: HostPathProvisioner
    metadata:
      name: hostpath-provisioner
    spec:
      imagePullPolicy: IfNotPresent
      pathConfig:
        path: "</path/to/backing/directory>" 1
        useNamingPrefix: "false" 2
    1
    プロビジョナーが PV を作成するバッキングディレクトリーを指定します。
    2
    作成された PV にバインドされる PersistentVolumeClaim (PVC) の名前をディレクトリー名の接頭辞として使用する場合には、この値を true に変更します。
    注記

    バッキングディレクトリーを作成していない場合、プロビジョナーはこの作成を試行します。container_file_t SELinux コンテキストを適用していない場合、これにより Permission denied エラーが生じる可能性があります。

  3. openshift-cnv namespace にカスタムリソースを作成します。

    $ oc create -f hostpathprovisioner_cr.yaml -n openshift-cnv
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