6.2.2. コマンドラインでのクラスター容量ツールの実行
コマンドラインから OpenShift Container Platform クラスター容量ツールを実行して、クラスターにスケジュール設定可能な Pod 数を見積ることができます。
前提条件
- cluster-capacity ツール をダウンロードし、これをインストールします。
ツールがリソース使用状況を見積もるために使用するサンプル
Pod
仕様ファイルを作成します。podspec
はそのリソース要件をlimits
またはrequests
として指定します。クラスター容量ツールは、Pod のリソース要件をその見積もりの分析に反映します。Pod
仕様入力の例は以下の通りです。apiVersion: v1 kind: Pod metadata: name: small-pod labels: app: guestbook tier: frontend spec: containers: - name: php-redis image: gcr.io/google-samples/gb-frontend:v4 imagePullPolicy: Always resources: limits: cpu: 150m memory: 100Mi requests: cpu: 150m memory: 100Mi
手順
コマンドラインでツールを使用するには、以下を実行します。
以下のコマンドを実行します。
$ ./cluster-capacity --kubeconfig <path-to-kubeconfig> \ 1 --podspec <path-to-pod-spec> 2
--verbose
オプションを追加して、クラスター内の各ノードにスケジュールできる Pod 数についての詳細説明を出力できます。$ ./cluster-capacity --kubeconfig <path-to-kubeconfig> \ --podspec <path-to-pod-spec> --verbose
出力例
small-pod pod requirements: - CPU: 150m - Memory: 100Mi The cluster can schedule 52 instance(s) of the pod small-pod. Termination reason: Unschedulable: No nodes are available that match all of the following predicates:: Insufficient cpu (2). Pod distribution among nodes: small-pod - 192.168.124.214: 26 instance(s) - 192.168.124.120: 26 instance(s)
上記の例では、クラスターにスケジュールできる Pod の見積り数は 52 です。