第6章 クラスターの操作
6.1. OpenShift Container Platform クラスター内のシステムイベント情報の表示
OpenShift Container Platform のイベントは OpenShift Container Platform クラスターの API オブジェクトに対して発生するイベントに基づいてモデル化されます。
6.1.1. イベントについて
イベントにより、OpenShift Container Platform はリソースに依存しない方法で実際のイベントについての情報を記録できます。また、開発者および管理者が統一された方法でシステムコンポーネントについての情報を使用できるようにします。
6.1.2. CLI を使用したイベントの表示
CLI を使用し、特定のプロジェクト内のイベントの一覧を取得できます。
手順
プロジェクト内のイベントを表示するには、以下のコマンドを使用します。
$ oc get events [-n <project>] 1
- 1
- プロジェクトの名前。
以下に例を示します。
$ oc get events -n openshift-config
出力例
LAST SEEN TYPE REASON OBJECT MESSAGE 97m Normal Scheduled pod/dapi-env-test-pod Successfully assigned openshift-config/dapi-env-test-pod to ip-10-0-171-202.ec2.internal 97m Normal Pulling pod/dapi-env-test-pod pulling image "gcr.io/google_containers/busybox" 97m Normal Pulled pod/dapi-env-test-pod Successfully pulled image "gcr.io/google_containers/busybox" 97m Normal Created pod/dapi-env-test-pod Created container 9m5s Warning FailedCreatePodSandBox pod/dapi-volume-test-pod Failed create pod sandbox: rpc error: code = Unknown desc = failed to create pod network sandbox k8s_dapi-volume-test-pod_openshift-config_6bc60c1f-452e-11e9-9140-0eec59c23068_0(748c7a40db3d08c07fb4f9eba774bd5effe5f0d5090a242432a73eee66ba9e22): Multus: Err adding pod to network "openshift-sdn": cannot set "openshift-sdn" ifname to "eth0": no netns: failed to Statfs "/proc/33366/ns/net": no such file or directory 8m31s Normal Scheduled pod/dapi-volume-test-pod Successfully assigned openshift-config/dapi-volume-test-pod to ip-10-0-171-202.ec2.internal
OpenShift Container Platform コンソールからプロジェクト内のイベントを表示するには、以下を実行します。
- OpenShift Container Platform コンソールを起動します。
-
Home
Events をクリックし、プロジェクトを選択します。 イベントを表示するリソースに移動します。たとえば、Home
Projects <project-name> <resource-name> の順に移動します。 Pod や デプロイメントなどの多くのオブジェクトには、独自の イベント タブもあります。 それらのタブには、オブジェクトに関連するイベントが表示されます。
6.1.3. イベントの一覧
このセクションでは、OpenShift Container Platform のイベントについて説明します。
名前 | 説明 |
---|---|
| Pod 設定の検証に失敗しました。 |
名前 | 説明 |
---|---|
| バックオフ (再起動) によりコンテナーが失敗しました。 |
| コンテナーが作成されました。 |
| プル/作成/起動が失敗しました。 |
| コンテナーを強制終了しています。 |
| コンテナーが起動しました。 |
| 他の Pod のプリエンプションを実行します。 |
| コンテナーランタイムは、指定の猶予期間以内に Pod を停止しませんでした。 |
名前 | 説明 |
---|---|
| コンテナーが正常ではありません。 |
名前 | 説明 |
---|---|
| バックオフ (コンテナー起動、イメージのプル)。 |
| イメージの NeverPull Policy の違反があります。 |
| イメージのプルに失敗しました。 |
| イメージの検査に失敗しました。 |
| イメージのプルに成功し、コンテナーイメージがマシンにすでに置かれています。 |
| イメージをプルしています。 |
名前 | 説明 |
---|---|
| 空きディスク容量に関連する障害が発生しました。 |
| 無効なディスク容量です。 |
名前 | 説明 |
---|---|
| ボリュームのマウントに失敗しました。 |
| ホストのネットワークがサポートされていません。 |
| ホスト/ポートの競合 |
| 空き CPU が十分にありません。 |
| 空きメモリーが十分にありません。 |
| Kubelet のセットアップに失敗しました。 |
| シェイパーが定義されていません。 |
| ノードの準備ができていません。 |
| ノードがスケジュール可能ではありません。 |
| ノードの準備ができています。 |
| ノードがスケジュール可能です。 |
| ノードセレクターの不一致があります。 |
| ディスクの空き容量が不足しています。 |
| ノードが再起動しました。 |
| kubelet を起動しています。 |
| ボリュームの割り当てに失敗しました。 |
| ボリュームの割り当て解除に失敗しました。 |
| ボリュームの拡張/縮小に失敗しました。 |
| 正常にボリュームを拡張/縮小しました。 |
| ファイルシステムの拡張/縮小に失敗しました。 |
| 正常にファイルシステムが拡張/縮小されました。 |
| ボリュームのマウント解除に失敗しました。 |
| ボリュームのマッピングに失敗しました。 |
| デバイスのマッピング解除に失敗しました。 |
| ボリュームがすでにマウントされています。 |
| ボリュームの割り当てが正常に解除されました。 |
| ボリュームが正常にマウントされました。 |
| ボリュームのマウントが正常に解除されました。 |
| コンテナーのガベージコレクションに失敗しました。 |
| イメージのガベージコレクションに失敗しました。 |
| システム予約の Cgroup 制限の実施に失敗しました。 |
| システム予約の Cgroup 制限を有効にしました。 |
| マウントオプションが非対応です。 |
| Pod のサンドボックスが変更されました。 |
| Pod のサンドボックスの作成に失敗しました。 |
| Pod サンドボックスの状態取得に失敗しました。 |
名前 | 説明 |
---|---|
| Pod の同期が失敗しました。 |
名前 | 説明 |
---|---|
| クラスターに OOM (out of memory) 状態が発生しました。 |
名前 | 説明 |
---|---|
| Pod の停止に失敗しました。 |
| Pod コンテナーの作成に失敗しました。 |
| Pod データディレクトリーの作成に失敗しました。 |
| ネットワークの準備ができていません。 |
|
作成エラー: |
|
作成された Pod: |
|
削除エラー: |
|
削除した Pod: |
名前 | 説明 |
---|---|
SelectorRequired | セレクターが必要です。 |
| セレクターを適切な内部セレクターオブジェクトに変換できませんでした。 |
| HPA はレプリカ数を計算できませんでした。 |
| 不明なメトリクスソースタイプです。 |
| HPA は正常にレプリカ数を計算できました。 |
| 指定の HPA への変換に失敗しました。 |
| HPA コントローラーは、ターゲットの現在のスケーリングを取得できませんでした。 |
| HPA コントローラーは、ターゲットの現在のスケールを取得できました。 |
| 表示されているメトリクスに基づく必要なレプリカ数の計算に失敗しました。 |
|
新しいサイズ: |
|
新しいサイズ: |
| 状況の更新に失敗しました。 |
名前 | 説明 |
---|---|
| OpenShift-SDN を開始します。 |
| Pod のネットワークインターフェイスがなくなり、Pod が停止します。 |
名前 | 説明 |
---|---|
|
サービスポート |
名前 | 説明 |
---|---|
| 利用可能な永続ボリュームがなく、ストレージクラスが設定されていません。 |
| ボリュームサイズまたはクラスが要求の内容と異なります。 |
| 再利用 Pod の作成エラー |
| ボリュームの再利用時に発生します。 |
| Pod の再利用時に発生します。 |
| ボリュームの削除時に発生します。 |
| ボリュームの削除時のエラー。 |
| 要求のボリュームが手動または外部ソフトウェアでプロビジョニングされる場合に発生します。 |
| ボリュームのプロビジョニングに失敗しました。 |
| プロビジョニングしたボリュームの消去エラー |
| ボリュームが正常にプロビジョニングされる場合に発生します。 |
| Pod のスケジューリングまでバインドが遅延します。 |
名前 | 説明 |
---|---|
| ハンドラーが Pod の起動に失敗しました。 |
| ハンドラーが pre-stop に失敗しました。 |
| Pre-stop フックが完了しませんでした。 |
名前 | 説明 |
---|---|
| デプロイメントのキャンセルに失敗しました。 |
| デプロイメントがキャンセルされました。 |
| 新規レプリケーションコントローラーが作成されました。 |
| サービスに割り当てる Ingress IP がありません。 |
名前 | 説明 |
---|---|
|
Pod のスケジューリングに失敗: |
|
ノード |
|
|
名前 | 説明 |
---|---|
| この DaemonSet は全 Pod を選択しています。空でないセレクターが必要です。 |
|
|
|
ノード |
名前 | 説明 |
---|---|
| ロードバランサーの作成エラー |
| ロードバランサーを削除します。 |
| ロードバランサーを確保します。 |
| ロードバランサーを確保しました。 |
|
|
|
新規の |
|
新しい IP アドレスを表示します。例: |
|
外部 IP アドレスを表示します。例: |
|
新しい UID を表示します。例: |
|
新しい |
|
新しい |
| 新規ホストでロードバランサーを更新しました。 |
| 新規ホストでのロードバランサーの更新に失敗しました。 |
| ロードバランサーを削除します。 |
| ロードバランサーの削除エラー。 |
| ロードバランサーを削除しました。 |