1.2.6. モニタリングコンポーネントの異なるノードへの移動


モニタリングスタックコンポーネントのいずれかを指定されたノードに移動できます。

前提条件

  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできます。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • cluster-monitoring-configConfigMap オブジェクトを作成している。

手順

  1. cluster-monitoring-config ConfigMap オブジェクトの編集を開始します。

    $ oc -n openshift-monitoring edit configmap cluster-monitoring-config
  2. コンポーネントの nodeSelector 制約を data/config.yaml に指定します。

    apiVersion: v1
    kind: ConfigMap
    metadata:
      name: cluster-monitoring-config
      namespace: openshift-monitoring
    data:
      config.yaml: |
        <component>:
          nodeSelector:
            <node_key>: <node_value>
            <node_key>: <node_value>
            <...>

    <component> を適宜置き換え、<node_key>: <node_value> を、宛先ノードを指定するキーと値のペアのマップに置き換えます。通常は、単一のキーと値のペアのみが使用されます。

    コンポーネントは、指定されたキーと値のペアのそれぞれをラベルとして持つノードでのみ実行できます。ノードには追加のラベルを持たせることもできます。

    たとえば、コンポーネントを foo: bar というラベルが付けられたノードに移動するには、以下を使用します。

    apiVersion: v1
    kind: ConfigMap
    metadata:
      name: cluster-monitoring-config
      namespace: openshift-monitoring
    data:
      config.yaml: |
        prometheusOperator: nodeSelector: foo: bar prometheusK8s: nodeSelector: foo: bar alertmanagerMain: nodeSelector: foo: bar kubeStateMetrics: nodeSelector: foo: bar grafana: nodeSelector: foo: bar telemeterClient: nodeSelector: foo: bar k8sPrometheusAdapter: nodeSelector: foo: bar
        openshiftStateMetrics:
          nodeSelector:
            foo: bar
        thanosQuerier:
          nodeSelector:
            foo: bar
  3. 変更を適用するためにファイルを保存します。新しい設定の影響を受けるコンポーネントは新しいノードに自動的に移動します。

追加リソース

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