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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.3.6.6. インストール設定ファイルの作成
Microsoft Azure にインストールする OpenShift Container Platform クラスターをカスタマイズできます。
前提条件
- OpenShift Container Platform インストールプログラム、およびクラスターのプルシークレットを取得します。
 
手順
install-config.yamlファイルを作成します。以下のコマンドを実行します。
./openshift-install create install-config --dir=<installation_directory>
$ ./openshift-install create install-config --dir=<installation_directory>1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
 <installation_directory>の場合、インストールプログラムが作成するファイルを保存するためにディレクトリー名を指定します。
重要空のディレクトリーを指定します。ブートストラップ X.509 証明書などの一部のインストールアセットの有効期限は短く設定されているため、インストールディレクトリーを再利用することができません。別のクラスターインストールの個別のファイルを再利用する必要がある場合は、それらをディレクトリーにコピーすることができます。ただし、インストールアセットのファイル名はリリース間で変更される可能性があります。インストールファイルを以前のバージョンの OpenShift Container Platform からコピーする場合は注意してコピーを行ってください。
プロンプト時に、クラウドの設定の詳細情報を指定します。
オプション: クラスターマシンにアクセスするために使用する SSH キーを選択します。
注記インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、
ssh-agentプロセスが使用する SSH キーを指定します。- ターゲットに設定するプラットフォームとして azure を選択します。
 お使いのコンピューターに Microsoft Azure プロファイルが保存されていない場合は、サブスクリプションとサービスプリンシパルに以下の Azure パラメーター値を指定します。
- 
													azure subscription id: クラスターに使用するサブスクリプション ID。アカウント出力に 
id値を指定します。 - 
													azure tenant id: テナント ID。アカウント出力に 
tenantId値を指定します。 - 
													azure service principal client id: サービスプリンシパルの 
appIdパラメーターの値。 - 
													azure service principal client secret: サービスプリンシパルの 
passwordパラメーターの値。 
- 
													azure subscription id: クラスターに使用するサブスクリプション ID。アカウント出力に 
 - クラスターをデプロイするリージョンを選択します。
 - クラスターをデプロイするベースドメインを選択します。ベースドメインは、クラスターに作成した Azure DNS ゾーンに対応します。
 クラスターの記述名を入力します。
重要パブリックエンドポイントで利用可能なすべての Azure リソースはリソース名の制限を受けるため、特定の用語を使用するリソースを作成することはできません。Azure が制限する語の一覧は、Azure ドキュメントの Resolve reserved resource name errors を参照してください。
- Red Hat OpenShift Cluster Manager サイトの Pull Secret ページから取得したプルシークレットを貼り付けます。
 
- 
							
install-config.yamlファイルを変更します。利用可能なパラメーターの詳細については、インストール設定パラメーターセクションを参照してください。 install-config.yamlファイルをバックアップし、複数のクラスターをインストールするのに使用できるようにします。重要install-config.yamlファイルはインストールプロセス時に使用されます。このファイルを再利用する必要がある場合は、この段階でこれをバックアップしてください。
3.6.6.1. インストール設定パラメーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
						OpenShift Container Platform クラスターをデプロイする前に、クラスターをホストするクラウドプラットフォームでアカウントを記述し、クラスターのプラットフォームをオプションでカスタマイズするためにパラメーターの値を指定します。install-config.yaml インストール設定ファイルを作成する際に、コマンドラインで必要なパラメーターの値を指定します。クラスターをカスタマイズする場合、install-config.yaml ファイルを変更して、プラットフォームについての詳細情報を指定できます。
					
							インストール後は、これらのパラメーターを install-config.yaml ファイルで変更することはできません。
						
							openshift-install コマンドは、パラメーターのフィールド名を検証しません。正しくない名前を指定すると、関連するファイルまたはオブジェクトは作成されず、エラーが報告されません。指定されたパラメーターのフィールド名が正しいことを確認します。
						
3.6.6.1.1. 必須設定パラメーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
必須のインストール設定パラメーターは、以下の表で説明されています。
| パラメーター | 説明 | 値 | 
|---|---|---|
|   
											  |   
											  |   文字列  | 
|   
											  |   
											クラウドプロバイダーのベースドメイン。ベースドメインは、OpenShift Container Platform クラスターコンポーネントへのルートを作成するために使用されます。クラスターの完全な DNS 名は、  |   
											  | 
|   
											  |   
											Kubernetes リソース   |   オブジェクト  | 
|   
											  |   
											クラスターの名前。クラスターの DNS レコードはすべて   |   
											  | 
|   
											  |   
											インストールの実行に使用する特定プラットフォームの設定:   |   オブジェクト  | 
|   
											  |   https://cloud.redhat.com/openshift/install/pull-secret からプルシークレットを取得し、Quay.io などのサービスから OpenShift Container Platform コンポーネントのコンテナーイメージのダウンロードを認証します。  | 
 | 
3.6.6.1.2. ネットワーク設定パラメーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
既存のネットワークインフラストラクチャーの要件に基づいて、インストール設定をカスタマイズできます。たとえば、クラスターネットワークの IP アドレスブロックを拡張するか、デフォルトとは異なる IP アドレスブロックを指定できます。
IPv4 アドレスのみがサポートされます。
| パラメーター | 説明 | 値 | 
|---|---|---|
|   
											  |   クラスターのネットワークの設定。  |   オブジェクト 注記 
												インストール後に   | 
|   
											  |   インストールするクラスターネットワークプロバイダー Container Network Interface (CNI) プラグイン。  |   
											  | 
|   
											  |   Pod の IP アドレスブロック。 
											デフォルト値は  複数の IP アドレスブロックを指定する場合は、ブロックが重複しないようにしてください。  |   オブジェクトの配列。以下に例を示します。 networking:
  clusterNetwork:
  - cidr: 10.128.0.0/14
    hostPrefix: 23
 | 
|   
											  |   
											 IPv4 ネットワーク  |   
											CIDR (Classless Inter-Domain Routing) 表記の IP アドレスブロック。IPv4 ブロックの接頭辞長は   | 
|   
											  |   
											それぞれの個別ノードに割り当てるサブネット接頭辞長。たとえば、  |   サブネット接頭辞。 
											デフォルト値は   | 
|   
											  |   
											サービスの IP アドレスブロック。デフォルト値は  OpenShift SDN および OVN-Kubernetes ネットワークプロバイダーは、サービスネットワークの単一 IP アドレスブロックのみをサポートします。  |   CIDR 形式の IP アドレスブロックを持つ配列。以下に例を示します。 networking: serviceNetwork: - 172.30.0.0/16 
 | 
|   
											  |   マシンの IP アドレスブロック。 複数の IP アドレスブロックを指定する場合は、ブロックが重複しないようにしてください。  |   オブジェクトの配列。以下に例を示します。 networking: machineNetwork: - cidr: 10.0.0.0/16 
 | 
|   
											  |   
											  |   CIDR 表記の IP ネットワークブロック。 
											例:  注記 
												優先される NIC が置かれている CIDR に一致する   | 
3.6.6.1.3. オプションの設定パラメーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オプションのインストール設定パラメーターは、以下の表で説明されています。
| パラメーター | 説明 | 値 | 
|---|---|---|
|   
											  |   ノードの信頼済み証明書ストアに追加される PEM でエンコードされた X.509 証明書バンドル。この信頼バンドルは、プロキシーが設定される際にも使用できます。  |   文字列  | 
|   
											  |   コンピュートノードを設定するマシンの設定。  |   machine-pool オブジェクトの配列。詳細は、以下の Machine-pool の表を参照してください。  | 
|   
											  |   
											プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーを決定します。現時点で異種クラスターはサポートされていないため、すべてのプールが同じアーキテクチャーを指定する必要があります。有効な値は   |   文字列  | 
|   
											  |   
											コンピュートマシンで同時マルチスレッドまたは  重要 同時スレッドを無効にする場合は、容量計画においてマシンパフォーマンスの大幅な低下が考慮に入れられていることを確認します。  |   
											  | 
|   
											  |   
											  |   
											  | 
|   
											  |   
											  |   
											  | 
|   
											  |   プロビジョニングするコンピュートマシン (ワーカーマシンとしても知られる) の数。  |   
											  | 
|   
											  |   コントロールプレーンを設定するマシンの設定。  |   
											  | 
|   
											  |   
											プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーを決定します。現時点で異種クラスターはサポートされていないため、すべてのプールが同じアーキテクチャーを指定する必要があります。有効な値は   |   文字列  | 
|   
											  |   
											コントロールプレーンマシンで同時マルチスレッドまたは  重要 同時スレッドを無効にする場合は、容量計画においてマシンパフォーマンスの大幅な低下が考慮に入れられていることを確認します。  |   
											  | 
|   
											  |   
											  |   
											  | 
|   
											  |   
											  |   
											  | 
|   
											  |   プロビジョニングするコントロールプレーンマシンの数。  |   
											サポートされる値は   | 
|   
											  |   
											FIPS モードを有効または無効にします。デフォルトは  注記 Azure File ストレージを使用している場合、FIPS モードを有効にすることはできません。  |   
											  | 
|   
											  |   release-image コンテンツのソースおよびリポジトリー。  |   
											オブジェクトの配列。この表の以下の行で説明されているように、  | 
|   
											  |   
											  |   文字列  | 
|   
											  |   同じイメージが含まれる可能性のあるリポジトリーを 1 つ以上指定します。  |   文字列の配列。  | 
|   
											  |   Kubernetes API、OpenShift ルートなどのクラスターのユーザーに表示されるエンドポイントをパブリッシュまたは公開する方法。  |   
											  | 
|   
											  |   クラスターマシンへのアクセスを認証するための SSH キー。 注記 
												インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、  |   
											たとえば、  | 
3.6.6.1.4. 追加の Azure 設定パラメーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
追加の Azure 設定パラメーターは以下の表で説明されています。
| パラメーター | 説明 | 値 | 
|---|---|---|
|   
											  |   VM の Azure ディスクのサイズ。  |   
											GB 単位でディスクのサイズを表す整数。サポートされる最小のディスクサイズは   | 
|   
											  |   ベースドメインの DNS ゾーンが含まれるリソースグループの名前。  |   
											文字列 (例:   | 
|   
											  |   クラスターをホストする Azure リージョンの名前。  |   
											  | 
|   
											  |   マシンを配置するアベイラビリティーゾーンの一覧。高可用性を確保するには、少なくとも 2 つのゾーンを指定します。  |   
											ゾーンの一覧 (例:   | 
|   
											  |   
											クラスターをデプロイする既存の VNet を含むリソースグループの名前。この名前は   |   文字列。  | 
|   
											  |   クラスターをデプロイする既存 VNet の名前。  |   文字列。  | 
|   
											  |   コントロールプレーンマシンをデプロイする VNet 内の既存サブネットの名前。  |   
											有効な CIDR (例:   | 
|   
											  |   コンピュートマシンをデプロイする VNet 内の既存サブネットの名前。  |   
											有効な CIDR (例:   | 
Azure クラスターで、Azure アベイラビリティーゾーン のカスタマイズや タグを使用した Azure リソースの編成 を実行することはできません。